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ヨーロッパ古代、中世の人々は、二つの宇宙、大宇宙と小宇宙のなかで暮らしていました。
大宇宙は未知の力にあふれる混沌状態で、神々や精霊、妖怪や怪物が棲(す)んでいるところと考えられていました。
中世の人びとが、かろうじて掌握しえたのは小宇宙だけで、家の垣根の外はもう大宇宙であると思われていたのです。
賤民として差別されることになる人びとは、中世中ごろまではみな、大宇宙を相手にして仕事をする異能力者として、畏怖(いふ)される存在だったのです。死刑執行人はその典型でもあったのです。
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(阿部謹也「自分のなかに歴史を読む」第5章 笛吹き男
との出会い より)
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