河合隼雄の名前を知っている方は多いことと思いますが、私が初めに知ったのは、動物生態学の河合雅雄の方で「日本動物記」(思索社)の1巻で「飼いウサギ」を読みました。雅雄は体が弱かったので、自宅で仕事ができる飼いウサギを研究対象としたようです。幼い頃に小児結核にかかり病弱だったとありました。

その後、河合隼雄が有名となり、何かの記事で河合逸雄という精神医学者の弟がいることを知りました。さらに、もっとたくさん兄弟がいたようで、子供向けの雑誌を数人の兄弟が奪い合って読み、あっという間にボロボロになってしまったという記事も目にしました。><

河合家は歯科医師だった秀雄夫妻に七人の男の子があり(一人は夭折)、長男・仁は外科医、次男・公は内科医、三男・雅雄は動物学者、四男・迪雄は歯科医、五男・隼雄は心理学者、そしてすこし年がはなれて六男・逸雄が精神医学者だったそうです。