再び読んでみたい一節を探して、見つけられない。。。ここ数年の本探しを書いてみます。

その1 以前のブログからの引用ですが、

好んでいる社会学者・見田宗介の文章の一節に、<少年はアドレッセンスの淡い夢想を構想力の武器にかえ、かたい現実に立ち向う>があって、今日まで反芻しつつ来たのですが、肝心なメモノートは出て来ず、再び読むことができません。検索すると、下記のものがヒットするのですが、出典とされる「清風万里」に、この部分は出てきません。

*「地の果てまで走ってもユートピアはない。波打ち際の少年はアドレッセンス(思春期)の淡い夢想を構想力の武器にかえ、かたい現実に立向う。それとおなじに、歴史を外から待つことの無意味を拒むところから、真に歴史を生きることへの展望は逆に開かれるだろう」(見田宗介『晴風万里』?)

その2 高校生のとき「学燈」に投稿して掲載された自分の詩。

さんざん探して見つからず、息子たちに見られたら恥ずかしいと捨てたらしいということで、一件落着。

その3 中学生のときに、母から渡された「立原道造詩集」。

先日、この詩集の解説を書いていた神保光太郎もまた詩人であったことを知り、どんな解説で立原の詩を読んでいたのか知りたくて、さんざん探したのに見つけられず、古本で注文したところです。母は堀辰雄が好きだったそうで、その流れで立原も読んだようです。