ボクたちいつまでも「玉元ファミリー」でいたいね… | フィンガー5ファンブログ

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フィンガー5!!!!!

人気の秘密
ボクたちいつまでも「玉元ファミリー」でいたいね…

いま芸能界に吹き荒れているチビッコ旋風。
あの歌声が聞かれない日はないというほどの売れっ子ぶり。
幼稚園児からおじいちゃんまで幅広い人気をつかんだ、彼ら自身の分析。



フィンガー5の人気がものすごい。
テレビの歌謡番組にこの5人のきょうだいが姿を見せない日はなく、この5人がステージに出れば、それだけで客席には拍手と声援があふれるのだ。
すべてのひとがフィンガー5のファン、といってもけっしてオーバーではない。
これは大変なことなのだ。
どんなスターでも、熱狂的なファンがいるかわりに、逆に大嫌いだというひとたちがいるのだから…。
だが、フィンガー5にはそれがいない。
これはどういうことなのだろうか。
この質問をフィンガー5にぶつけてみると、長男の一夫クンがウーンと考えてから答えてくれた。
「ぼくたちを、多くのファンのひとたちが支持してくれるのは、いったいなぜだろう、なんてみんなで話すことがあるんです。まあ、結論なんかなかなか出ないけど、ぼくたちがひとりじゃなく、年齢のちがう5人がいるということが、たくさんのひとに好かれる原因じゃないかな、と思うんです」
つまり、5人の兄弟のひとりひとりにそれぞれのファンがいて、それが全体的に見てフィンガー5のファンということになるんじゃないか、というのだ。
一夫クンは堀越学園を今年卒業する18歳。光男クンは大成高校2年生。正男クンは中学3年生。晃クンは小学6年生。妙子ちゃんは5年生、というように年齢が18歳から11歳までに分かれていることが広い人気の秘密のようだ。
たしかにそういわれてみると、それぞれがファンを持っている。
上のふたりは中学生と高校生に人気があり、正男クンは中学生にもてる。晃クンと妙子ちゃんは小さい子どもたちと、おとなのひとに好かれている。
だから、フィンガー5のファンは、5歳の子どもから、80歳のおじいちゃん、おばあちゃんまで、ということになるのだ。
これほど広いファン層を持っているスターはほかにはいない。
だが、フィンガー5の人気の秘密は、それだけではないのだ。


本番で本気のケンカもするよ

人気の秘密は?
と聞かれて、光男クンはこう答える。
「ぼくたちが、あんまりカッコよくないからじゃないのかな。ステージでうたっていても、ときどきドジをしちゃうでしょう。晃がステージから落っこちちゃったこともあるし、妙子が歌詞をまちがえたりするでしょう。それがかえって親しみになるんじゃないのかな」
いつも完全にキチンとうたう歌手は、それなりにプロフェッショナルとしてりっぱだが、その完全さがファンにとってはかた苦しく感じられることもある。フィンガー5がステージで見せるちょっとした失敗も、むしろファンにとっては、「まあかわいい!」ということになるのだ。
そして、晃クンがおもしろいことをいった。
「ぼくたちが、きょうだいだからじゃないの」
まだ小さい晃クンはうまくいえないようだが、5人がほんとうのきょうだいだということが、人気につながっている点もある。
きょうだいでうたっているから、他人どうしのグループのような、よそよそしさがない。まるで家の中で遊んでいるような家庭的な雰囲気が生まれる。家族でなければ出ないユーモアもある。
このアットホームな感じが、聞くひとをほのぼのとした気分にさせてくれるのだ。
だが、きょうだいたがら他人には変わった事件も起こる。正男クンがそっと教えてくれた。
「ステージの上で、晃と妙子がふざけて頭をコツンとするシーンがあったんです。リハーサルのとき、はじめは笑いながらやっていたのが、そのうち本気になってけんかをしだしちゃって、本番に妙子が泣きながら出たことがあるんです」
きょうだいげんかをしながら歌う歌手なんか、いるものじゃない。
それもまた、ファンにしてみれば、「かわいいわ」となるのだ。
プロフェッショナルらしくない。
家庭的だ、ということが人気につながっていることを知っているフィンガー5。
だから、正男クンはこういう。
「ぼくたちは、リハーサルも本番も特に変わりなくやるんです。お芝居のようなことをステージですることがあるでしょう。そんなときも、晃と妙子には台本をひと通り読ませたら、もう見せないんです」
リハーサルでしっかり練習し、本番でなにもひっかからずにスラスラとお芝居をすると、かわいげがなくなる。
フィンガー5はここまで計算しているのだ。
といっても、フィンガー5がなにも練習せずにうたっているということではない。
「みんなそれぞれアクションの研究をしているんですよ。いまうたっている『恋のダイヤル6700』の中で、うたいながらしゃがんだ妙子のそばに、晃がやはり歌いながら寄っていくでしょう。あのアクションは晃が考えたんですよ」
チビの晃クンも、フィンガー5のためにいろいろと考えているのだ。

テレビでもふだんと変わらない。


お返事せっせと出してはいても

これほど広い人気のあるフィンガー5。それだけにファンレターの数もすごい。
「一日に1000通ぐらいきます。束のままドサッという感じで自宅に届くんです」
と光男クンがいうように、ファンレターだけでへやがいっぱいになるほど。
そのファンレターを、カラーテレビがはいっていたダンボールの箱にいれておき、あいたときにみんなで読む。
「そして、よんだ順にみんなで手分けして返事を書くんだけど、せいぜい30通でしょう。どんどんたまる一方で、申し訳ないと思ってるんですけど…」
返事を書きながら、晃クンと妙子ちゃんのけんかがはじまったりして、ますます時間がかかる、というわけだ。
そして、ステージのほかに、5人とも学校に行かなければならない。ファンレターに返事がこない、といってフィンガー5が冷たいと思ってはいけない。
学校に行っているものの5人は、クラスメートにたのまれても、めったにサインをしない。これも、5人が冷たいからではないのだ。
「だって、学校に行ってる時のぼくたちはフィンガー5じゃないんだもの」
と晃クンがいうように、5人は仕事の時間とプライベートな時間をちゃんと区別しているのだ。
最後にフィンガー5の将来について、一夫クンに代表して話してもらうと、
「いまのこの人気が、これから先どうなるかわかりませんね。でも、ぼくたち5人は、ずっと音楽の中にいたいとは思っているんです」という。
どういうことかというと、一夫クンはマネージャーになりたい。光男クンは作詞家になり、正男クンと晃クンは歌手として残り、ピアノの妙子ちゃんはピアニストになりたい、という希望を持っているのだ。
「でも、それはずっと先のことですから、当分はフィンガー5として5人でうたいつづけます」
一夫クンは胸を張ってこういった。

見て!このきょうだい愛のたくましく美しいのを。