その日は自分が寝坊をした

起きたら、出社するために家を出る時間だった

 

やばい!と思ったが、ふと思う

急ぎの仕事はなかった

うん、いいや、休んじゃえ

 

ということで、体調が悪いという事で

休みをもらった

 

 

いつも座っている所に自分がいないので

彼女からメールがきた

「どうしたの? 休み?」

「いや、寝坊して休みにした」

「いーなー 私も休みたい!」

「じゃ、休んだらいいやん(笑)」

「じゃ、私も1時間目終わったら早退する!遊びに行こう!」

「わかった(笑) なら●●●駅まで迎えに行くよ」

 

こんな感じでその時がやってきた

電話をしてから、メールの数が大きく増えた。


朝からメールをして、時には画像が貼ってあるメールをやり取りしたり。

そんな中、僕の中でどんどん彼女の事を考える時間が増えていった。



そんなある日、バイクに乗っている僕の話になり、彼女から

「バイクに乗せてほしい!」という事をいわれた。


バイクに乗せることに抵抗のない僕にとって大したことでなく、

気軽に「いいよ~!」と答える。


そしたら無邪気に喜ぶ彼女。

そんな笑顔を振りまく彼女がとても可愛く見えた。


そして、その約束を果たす日がやってきた。

彼女と連絡先を交換してから、毎日のようにメールを交換するようになった。

それはたわいもない会話の連続で、それがとても楽しく感じていた。


とある日。

ある資格の勉強をするために、仕事後にカフェに行っていた。

そして、その帰り道ふと電話してみることにした。


メールをしているうちに、彼女のことをもっと知ってみたいという気持ちが

膨らんできていた。


ただ、僕は先生。彼女は学生。

僕から電話をかけるなんていいのだろうか・・・・・

メールは気軽にできるけれど、電話は違うだろ。。。

けど、声が聞きたいと思う自分もいるのが事実。


散々悩んだ挙句、出なかったらそれでいいか。

えいー!って通話ボタンを押した。


数回コールしたあとに、彼女が出た。

そこから数時間、夜中ずっと電話で会話をしていた。


その中で、彼女は過去のことを話し始めた。

それは学校の友人には話をしていない内容。


彼女にとってそれは知られたくない内容だったに違いない。

けど、僕にとってそれは彼女の歴史であり、

それを経験したからこそ、今の彼女がいる。

だから、それをそのまま受け止めるのは当然だと思った。


それに僕にも離婚したという過去がある。

だからこそそう思えたのかもしれない。


そんなことを話をしていたら、電話の向こうで泣く彼女。


話をしてほっとしたのか、涙が止まらなくなったようだ。

僕はそんな彼女が愛おしく思う気持ちが芽生えだしていた。



その後、彼女とは、普通の先生と学生の時間が流れていた。


うちの学生は先生のことをニックネームで呼ぶことが多い。

僕にもすっかりニックネームが付いていた。


それぐらい、学生とも親しくなっていた。


僕たちは学生と休憩時間に接することになっているので、

必然的にランチの時間が変則的になる。


で、その時間はちょうど学生が授業が終わって学校から出てくる時間。


なので、時に外で学生とお茶しながらランチをする事も度々ある。



とある日、お昼に出たら彼女が前を歩いていた。


「よっ!ご飯いくけどついてくる?お茶おごるよ~」

「じゃーついていく」


こんな会話だったはず。


お昼休みは45分

これが彼女と初めてじっくり話をする時間となった。

話をしているときに、彼女がなにかを背よっているものをうっすら感じた。


それから数回お茶をすることがあって、その時に連絡先を交換しあった。


これがこの先大きく流れを変わっていく出来事となる。


彼女との始めての出会いは、学校でのオリエンテーションだった。


転職して数日後の事。


この日は学生への時間割の発表や説明などなどをしていて、

その中で今年の先生の自己紹介。



正直言って学生の前で緊張してたこともあり、あまりはっきり覚えていない。

なにを話したかも曖昧な記憶でしかない。


しかし、彼女は僕のことをよく覚えていた。



その当時、就職活動真っ只中の彼女は、ほとんど学校にはきてなく、

この日がこの時期には珍しく学校に来ていた日だった。


そんな中で初めて僕を見たときの印象は・・・・・・・・


スーツの色を覚えていたという事(笑)



そんな彼女とは学校でも会話することもなく日々の時間が流れていく・・・・