僕は白血病になって良かったと思う。


不謹慎かもしれない。

けど、今素直にそう思う。



白血病って診断されて早1ヶ月

正直


最初の頃は症状もなかったし

実感もなかった。



けどスプリセルって抗がん剤が始まってから


急に熱が続いたり、怠くなって

普通の生活ができなくなった。


辛くて起きてられない時もある。



こうやって体が弱ってくると

不思議で

気持ちが弱くなる


「健全な肉体に、健全な精神が宿る」

これは本当らしいw



今までなんの不安もなかったのに


元の自分にはもう戻れないんだって

悲しくなるし


最悪な想定を勝手にしだす自分がいる。




今までは当たり前だった

健康な状態の自分が羨ましくてさ。



でも、おかげで時間がいっぱい出来たから

色々と自分と向き合う時間になっている。




自分の体のこと

これからのこと


家族とのこと

仕事のこと




で、向き合うほど

自分って恵まれてたなって

思えてくる。



僕自身したいと思うことは

割と挑戦させてもらえてきた


正直今までは

自分が頑張って

そうなるようにしてきた!

って思ってたけど


その裏でどれだけの人に助けられて

支えられていたか



知っているようで、ちゃんとわかってなかった。



当たり前に

家族がいてくれること

仲間がいてくれること


当たり前じゃないんだよね。

本当にありがたい。



白血病にならなきゃ

僕はきっと

感謝の足りない

人生だったと思う。

感謝してるフリ、つもりだったと思う。



けど白血病になったから


僕はこの大切な人達のために

一体これから何ができるんだろう?



1番大切な自分のために

一体どう生きられるんだろう?



そんな風に考える機会を

手にすることができた。



間違いなく

病気と診断される前の

生き方、仕事の仕方や時間の使い方にはもう戻れないと思う。



けど

白血病になったおかげで


人生強制停止

再考

再構築

再スタート!!


の機会を手にすることができた。

これってラッキーだ♪



そうじゃないと多分


これからも結構無理して

“頑張る生き方”

しか出来なかったと思う。



けど、本当に大切なのは

心からやりたい!!


そう思えることに

この命を使えるかだと改めて思った。



今までの僕は

やりたい!!より

やらなきゃいけないこと

やった方がよく見られること


そんな生き方を生きていた。



その生き方に周りを巻き込んで迷惑かけっぱなしだったと思う。



だって、

死ぬことは知っていたけど

わかってなかったから


明日は来るって

信じて疑ってなかった。


とにかく今頑張れば、きっと未来は良くなるって

信じてた


僕がやるしかないんだって

問題を抱え込んで


そうやって、

やりたい!!を先延ばしにして


言ってみたら

命を浪費してた。




けど今回

命の有限さをこの身を持って

知ることができた。



だからこそ

この限りある命を

精一杯味わい尽くそう

活かし切ろう


そう思えるようになった。




本当に生きたい

自分だけの人生を


大切な

大好きな人たちと共に



そんな事を思えただけで


僕は白血病になって良かったと思う。