脱ステその④からのつづき



 酵素風呂に入ることでデトックスが促され、ステロイドを止めたことで、一気にリバウンドし、その相乗効果で、全身が湿疹が出てないところがないくらい悪化しました。もう何年もステロイドを塗ってないところにまで、湿疹が広がっていったので、ここにきて初めてリバウンドの恐さを知りました。全身ひどい痒みで、酵素風呂に入ると痒みが和らぐので、3ヶ月くらいほぼ毎日通いました。


 最初の方は、まだ湿疹も出始めだったので、酵素風呂も気持ちよく入れていました。でも湿疹がどんどんひどくなっていって、あまりの痒さに皮膚の表面を削るくらい掻いてしまうようになると(特に患部に熱いぬかを入れてもらうので)、大人の私でも「ギャーーーーッ!」と叫びたくなるほど。またそこを後から(脱ステその③ で書いたように)擦るので、「はっ!」と息を呑むほど痛かった。まるで修行僧のように、熱さと痛にに我慢我慢の毎日でした。(今同じことをやれと言われても、絶対出来ない。あの頃の私は無我夢中で、今の私が抱きしめてあげたいくらい、本当に頑張っていたな。)


 酵素風呂に入ると、掻いてしまった傷が早くにかさぶたになってくれるので(掻きっぱなしでぐちゅぐちゅしている状態が結構辛い)、辛くても酵素風呂に通う方が楽になれました。痒みが和らぐのは一日、へたしたら半日くらいしかもたないので、本当に最初の3ヶ月は一日たりとも行かないわけにはいかなくて。月二回のお休みもわがままいって開けてもらいました。


 そうやって続けてこれたのも、アトピーの治療に来ている人達が「いつか絶対綺麗な肌を手にいれるぞ!」とお互いを励ましあってたからです。肌が良くなれば「良かったね」と言い合い、悪化してしまえば「大丈夫、すぐに落ち着くよ」と言い。同じ境遇の仲間がいなければ、あんなにも頑張れなかったと思います。戦友といっても過言ではない。



脱ステその⑥につづく



注:このブログは、単純に私の脱ステ歴を書いているもので、治療をオススメしているわけではありません。特に長期ステロイドを使用した人の脱ステは、慎重に行なう必要があります。

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