②からのつづき




初めてこの大きな病院に行った時、先生から「テレビ見て来たの?」と聞かれました。それほどテレビの影響は絶大で、患者さんも増えたのでしょう。


 先生に、今の症状を話すと、部位によっていくつか薬(もちろんステロイド)を処方してくれました。ステ歴は長かったものの、リンデロンしか使ってこなかったので、症状や部位に合わせて薬を処方してくれたことで、(やっぱり大きな病院は違うな)と思いました。痒み止め?の飲み薬も処方されたので、毎月結構な金額になりました。


 1年くらい通院したのかな。予約はしているものの、大きな病院なので待ち時間は長く、診療時間は5分くらい。肌の状態を確認して薬を処方するのではなく、私が「今はこんな感じです。ここはだいぶ良くなりました」と申告すると「では、薬を弱めにしましょう」と。悪化すればまた強い薬に戻すなど、一向に治癒する兆しがみえず、段々とステロイドに対する疑念が生まれました。


 結婚生活と仕事のストレスで、いよいよアトピーがひどくなり、会社を辞めることになりました。そろそろ子どもが欲しいと思っていましたが、なんの前触れもなく急に痒くなる体に、(こんな状態で子どもが産めるのかな。)と漠然とした不安がありました。


 そんな時、偶然(いや必然?)にもある治療に出会いました。
 ぬかの酵素風呂です。


 脱ステその①につづく