①からのつづき


大学入った頃に、またひどく悪化した時期があり、その時は町で評判の皮膚科医に行きました。大学病院はなにしろ待たされますから。そこのおじいちゃん先生は、一生懸命食生活や日頃の生活の注意点を教えてくれ(行く度に同じことを言われましたが)、毎回決まってリンデロン3本処方されました。


その頃にはすでにステロイド依存症になっていたので、薬が一本になるとすぐに病院に取りに行っていました。そこは、結構混んでいる病院だったので、毎回診察しなくても、薬だけを処方してくれました。この頃は典型的なだらだら塗り。誰も薬の塗り方なんて教えてくれませんでしたから。


そういえば、大学生の頃、手足にぷつぷつとにきびのような白い吹き出物が出てたけど、今思えば、体内に入ったステロイドが皮膚から排出されていたんだよね。それをまたステロイド塗って直そうとしていたんだから、浅はかな話です。



 ステロイドを塗っていたので、ひどく悪化することはなく、身体や顔に塗る回数は減りましたが、頭皮だけはいつも痒くて、毎日薬を塗っていたと思います(なので未だに頭皮が落ち着かない)フケみたいに落屑があるから、濃い色の服が着れなかったし、後ろに立たれるのが何より嫌いでした。



 会社に入社した頃は、普通にお化粧もおしゃれも出来ました。この頃の写真を見ると、本当に肌綺麗だったなぁ・・・



 再びアトピーが悪化したのは、結婚して引越しをした頃。環状線が近くにあるので空気が悪かったり、環境の変化でストレスもあったのかもしれません。この頃はまだ勤めもしていて、会社から帰ってくると、まずなにより痒かった背中をがーーーっと掻きむしり、シャワーを浴びてから、ステロイドをべったり塗るのが日課でした。今まで行っていた町医者が遠くなってしまったので、テレビで紹介された「アトピーに定評のある大きな病院(新横浜にある)」に通うようになりました。
 

 ステ歴その③につづく