トボトボと薄暗くなり始めた帰り道を一人歩きながら、さっきまでのことを思い出す。


連絡先を少し強引に交換されて、今日は終わった。

………去り際にキス、された。

好きでもない人とキスをしてしまったということを思い出した途端に気持ち悪くなり、家まで走った。





ガチャッ…バタンッ!


バタバタッ…


『あ、夢莉…遅かっ…』


慌ただしく家に帰り、彩ちゃんのことも無視して洗面所まで走った。





「っはぁ、はぁっ…きもちわるぃ」


何度も何度も口をゆすぎ、顔を洗った。
けれど、あの時の感触が抜けきれなくて苦しい…






これからこんな日が続くと思うと憂鬱だ。