一花は勉強が好きですか?
答えなくてもわかりそうだけど、というわけで今回は「勉強を利用する」というテーマで話します
勉強はやめてもいい

高校生にもなると、少しづつ本格的に将来の進路について考え始める
そしてその将来について考える時、「勉強」という言葉が必ずついてくる
だからここで「勉強」というものの見方を、これまで見てきいるのとは違った角度から紹介しようと思う
例えば、「これからしばらくの間、勉強するのを禁止」
と言ったら驚くかな?
そんなことしたらますます将来が心配になるかもしれない
でも本当に必要かどうかもわからないまま、不安にかられてイヤイヤやったところで、まったく勉強していない状態となんら変わりはない
だから勉強はやめることができる
では、いつまで勉強をやめてもいいか?
それは「勉強をしたくてしたくてたまらなくなるまで」
そんな時がくるわけないと、思うかもしれないけど、来なければ来ないままで仕方ない
大学進学、大企業への就職をあきらめればいい
でも安心して
自分の人生に大学進学が必要なら、必ずそういうときがやってくるはず
そしてそのとき、自分のどうしてもやりたいことの中に「勉強」が入ってきたときには、どんな困難をも乗り越えて、夢を実現することができるから
世の中には「大学には行きたいけど、勉強はしたくない」「いい会社には入りたいけど、勉強はしたくない」「高いお給料がほしいけど、勉強はしたくない」という人がとても多い
そしてまわりの多くの大人たちもこう言う
「将来のために勉強しなさい!」
でも実は言っている側も、なにが将来のためになるのかなんて本当はわかっていない
勉強して、一流の大学に行って、大企業に就職できたから幸せかというと、そうでもないということも感じている
でも、やらないよりやったほうがいいんじゃないかって思うから、「将来のため」という言葉を使っている
勉強を道具として使う

そもそも勉強というのは、一つの道具にすぎない
だから、「やらないよりやったほうがいい」という考え方は間違っている
むしろ、間違った使い方しか出来ないのなら、勉強なんて道具は捨てたほうがいい
世の中には便利な道具が沢山ある
例えば「ナイフ」
無人島に一人取り残されてしまっても、これ一本あれば、生き残る術がいろいろ見つけられる
どんな家庭にだって包丁やハサミといった刃物は必ずあるし、逆にそれらすべてがない生活の不便さなんて想像も出来ない
最近は「パソコン」や「スマートフォン」という便利な道具だってある
それ一台あれば、世界中の人々とつながることだってできるし、今までのビジネスの常識をくつがえし、巨万の富を得ることだって可能
つまり道具というのは、なにかの不便さを解消するために、この世に生み出された便利なもののはず
ところがすべての道具には、良くない使い方もある
「ナイフ」は人を傷つけることができる
「スマートフォン」だって、全世界の人たちとつながっているだけに、使い方を誤れば多くの人を深く傷つけることになる
あらゆる道具は、間違った使い方をすると、「人を傷つける」ことになる
そう考えると、道具に「善」と「悪」があるわけではなく、それを使う人次第ということがわかる
勉強も一つの道具
だから、よく考えて「勉強」という道具を使わないと、人を傷つけたり、自分自身を不幸にすることだってある
そうなるぐらいなら、「勉強」なんてしないほうがいい
ナイフを使うとき、その便利さと危険性の両方を知った上で使っているはず
その両方を知っているからこそ、他人や自分を不幸にしたりしないですむ
ところが勉強に関しては、その危険性について考えたことがある人は少ない
勉強ができるようになって、人を見下すようになる人がいる
勉強ができるようになるのと引き換えに、挨拶すらしなくなる人がいる
勉強だけに没頭しすぎて、人の気持ちがわからなくなって、コミュニケーションがとれなくなってしまう人もいる
自国の歴史や文化を勉強することによって、他国のことを憎んだり、文化を否定する人もいる
化学や機械に精通して、多くの人に被害を与えるようなものをつくり出す人さえいる
これは全部、勉強という道具の使い方を間違えている
そういう間違った使い方をするために、親や大人は「勉強」という道具を持たせたか?
たぶん違う
だから勉強は、「やらないより、やったほうがいい」というものではない
本当に考えるべきは、「何の目的のために、それを使おうとしているのか」
「勉強をやめてもいい」というのは、勉強という道具を捨ててほしいからではなく、勉強という道具を正しく使って、自分の人生になくてはならない便利な道具として活用してもらいたいから
「では、勉強は何をするための道具なのか?」ということは、また別の機会に話します
ここでは、勉強は一つの道具として考え、自分や周りの人の為に正しく使う
このことを覚えていてほしい
学校のテストの為ではなく、人生という大きなテストで、自分の納得いく点数がとれるように勉強してほしいと思っているパパより

