学校の歴史の時間に習う、『鎌倉幕府』、『室町幕府』、『江戸幕府』。
 
日本の中世には三つの幕府が存在しました。
 
確かに日本を統治する武家政権は存在しますが、実は幕府はあるようでなかったのです。
 
本来、『幕府』とは、文字通り、『兵站にある、軍事の作戦本部』を指します。
 
幕府とは文字通り、平地に幕を張り、そこに『府』、つまり、作戦の中枢のことを指します。
そこにいた中心人物が将軍です。
 
最初の武家政権、鎌倉幕府はもともと源頼朝の邸宅で行われました。問注所のトップには京都の貴族で頼朝のブレーンにもなる大江広元などがいました。
 
歴史作家の井沢さんが書かれていますが、江戸幕府の大老や老中などもいつ置かれたのか、わからないとののと。
 
もともと松平氏は、重臣や家宰のことを、『おとな=年寄』と呼び、のちに『老中』として当主を支えました。
 
現代の会社で言う、『取締役』の地位です。