『本歌取り』は藤原俊成、定家父子によって開発、発展された当時最先端の和歌の読み方でした。

『本歌取り』は過去の和歌をベースにしたものですので、一歩間違えれば、盗作になりかねませんので両刃の刃でした。

藤原定家は、藤原家隆と歌の名手としてライバル関係でしたが、後年の後鳥羽上皇への接し方は異なりました。

承久の乱で負けて隠岐に配流された、後鳥羽上皇に忠義に仕え続ける家隆に対して、定家は距離を置き、京都で花壇の名手としてその名前をほしいままにします。

わたしが、好きな定家の歌は、見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦屋の苫の 秋の夕暮れ   です