めっちゃ、おもしろい。著者は、『阪急電車』で有名です。はまりました。

この本は主人公の心情を見事に描きだしています。

大学卒業後、新卒とした会社を3ヶ月で辞め、フリーターとなった、誠治。
コンビニや単発のバイトをしながら、実家住まいだから、「こづかいがあれば良い。」という典型的な二十代です。

ある日事件が起きます。

お母さんが鬱病を発してしまうのです。原因は、近所で主婦の奥様たちに仲間外れにされたこと、酒癖の悪い夫との付き合いに疲れてしまったからです。

前半は、長女が家族の司令塔となり、父親や弟の誠治をまきこみ、『家族を立て直して』いきます。

誠治は、少しずつ成長していきます。母の入院通いなど、世話をしながら、再就職も決め、自らの経歴をもとに、なんと、入社した会社の採用活動にも携わっていくのですアップ

『仕事と自分の距離』。

それがわかっていくと、仕事はおもしろくなる。
後輩や上司との関係もよく、誠治は仕事にやりがいを感じます。簿記の資格を取ったりします。

読んでいて、社会人二年目くらいの私がオーバーラップしました。

誠治が後輩に向けてよいこと言ってます。

「辞める理由が特にないってことはちゃんと勤めてるってことだよ。いい加減にやっていたら職場に問題なくても続けられなくなるんだ。すぐ居づらくなってさ。どこに行っても続かなくて。」

興味のあるかたはぜひご一読ください。