この本との出会いは、わたしが中学二年生の時。学校の勉強をしろという感じですが(笑)
この本は昭和34年の伊勢湾台風のときに吉田家の倉から、出てきたという『幻』の書です。吉田家の先祖にあたるのが、前野家で、豊臣秀次にも仕えました。

関白の秀次が謀反の疑いありとして切腹させられました。このため、前野家の先祖たちは、『武功夜話』を表沙汰にできず、倉の中で眠りつづけました。そして、380年ぶりにあらわれた本、として宣伝されました。
なお、この本をもとに、作家の遠藤周作氏が、『男の一生』という本を書いてらっしゃいます。
武功夜話とわたしとの『再会』は大学四回生のとき。文学部で中世軍記を専攻していた、わたしは、迷わず卒業論文のテーマとして、『武功夜話の研究』に決めました。
正当の歴史書、文学書としては認められていませんでしたが、『信長公記』に比べても、内容はかなり読みやすいです。

若き信長の恋や秀吉と蜂須賀小六との交流、墨俣城の1日での築城についておもしろく書かれています。