久しぶりに芥川龍之介作品を読んでみました。
芥川は古典特に、今昔物語などにもよく精通していたと言われています。
わたしは短篇の中で『鼻』が好きです。
あるお寺に、鼻の長いお坊さんがいました。長い鼻は顎の下まで、のびていたそうです。食事の際は特に困り、弟子が大きなしゃもじのようなもので、鼻を上に上げていました。
弟子が上げるのに失敗して、お粥の中に鼻を浸けてしまう場面はコミカルでおもしろいです。
お坊さんは日常生活に困る、この長い鼻をなんとかしようとします。ある人から、その方法を聞きました。まず、熱いお湯に鼻をつけます。
つぎに、お坊さんは横になり、長い鼻を弟子が鼻を踏みつけます。弟子の足があかぎれしていたのを、忌々しくお坊さんが見ていた、という表現もおもしろいです。
やがて、鼻の毛穴から、あぶらのようなものが出てきて、鼻がしだいに小さくなります。
しかし、周りの人達は、小さくなった鼻を見て笑ってしまうのです。
見慣れた鼻ではなくなってしまったからです。
この嘲笑を気にして、もとの長い鼻のほうが良かったと思う、このお坊さん。発熱したのが原因かある日、長い鼻に戻ってしまうのです。
この作品は仏教説話をもとにしており、読みやすく、楽しい短篇集です。
芥川は古典特に、今昔物語などにもよく精通していたと言われています。
わたしは短篇の中で『鼻』が好きです。
あるお寺に、鼻の長いお坊さんがいました。長い鼻は顎の下まで、のびていたそうです。食事の際は特に困り、弟子が大きなしゃもじのようなもので、鼻を上に上げていました。
弟子が上げるのに失敗して、お粥の中に鼻を浸けてしまう場面はコミカルでおもしろいです。
お坊さんは日常生活に困る、この長い鼻をなんとかしようとします。ある人から、その方法を聞きました。まず、熱いお湯に鼻をつけます。
つぎに、お坊さんは横になり、長い鼻を弟子が鼻を踏みつけます。弟子の足があかぎれしていたのを、忌々しくお坊さんが見ていた、という表現もおもしろいです。
やがて、鼻の毛穴から、あぶらのようなものが出てきて、鼻がしだいに小さくなります。
しかし、周りの人達は、小さくなった鼻を見て笑ってしまうのです。
見慣れた鼻ではなくなってしまったからです。
この嘲笑を気にして、もとの長い鼻のほうが良かったと思う、このお坊さん。発熱したのが原因かある日、長い鼻に戻ってしまうのです。
この作品は仏教説話をもとにしており、読みやすく、楽しい短篇集です。