私が勤務している児童発達支援施設では、
1歳児から5歳児までのお子さんをお預かりして集団療育を行なう
子どもたち一人ひとりが主体的に過ごせる保育園のような施設
と、うたわれています。
人数では1日10名前後のお子さんをお預かりするのですが、メンバーも年齢も日によって異なります。
毎日通所される方もいれば、週1〜2回のみの方も。
幼稚園や保育園に通われている方も、自宅保育の方も。
そんな事業所で勤務をしているのですが、主体的に子どもたちが過ごせるような環境とは程遠い現場だと働き始めて気がつきました。
“ここでは、ここのルールに従ってもらう”
“小学校、中学校…と社会に出たら通用しない”
当たり前のようにこんなワードが飛び交う事業所です。
児童発達支援施設での勤務は未経験の私ですが、この言葉に思わず絶句してしまいました。
聴覚過敏なのに、嫌な音、聞きたくない音があってパニックを起こしていても我慢させられ何の配慮も援助もしない。
その子にかけられるのは、
「しょうがないよ」「そういう時もあるからね」
「我慢するしかないよ」
という言葉だけ。
我慢できる、できないの問題ではないことぐらい知っていますよね?
と言いたくなるほどの勤務年数の方もいるのですが、これが良しとされ、当たり前にその事業所での対応となっていることが理解できません。
子どもたちが生きやすい術があるということを知れるよう、関わりかけ支援していくのが私たちにできることなのではないか?と頭を抱えています。