目的のお店へ向かう途中、雰囲気の良さそうなお店を発見した私たち。
「あの雰囲気はダイニングバーとかじゃなくて、カフェだよね」
急いでスマホを取り出し、現在地から調べてみると23時まで営業しているカフェで、デザート類も豊富
よし、やっぱりここにしよう
中に入ってみると、広々した空間にソファや椅子が配置されているおしゃれな雰囲気
ちょうど奥まった場所にBOX席があったのでそちらに座りました。
メニューを見ながら注文したのは、コーヒーとフライドポテトとケーキ4つ
Y君の希望通りのお店で本当に良かった
待っている間、Y君の近況を聞くことができました。
3月までのバタバタは落ち着き、皺寄せがきていた仕事も平常時と変わらないくらいになったそう。
お家の方は再びバトルがあったようなのですが、Y君も反撃しているらしく課せられた制約も今は無視しているのだとか
「夫婦仲良しっていうのも複雑な気持ちになってしまうけど、日常生活に支障をきたすレベルだと毎日しんどいよね
実は前回会った時に奥様からの制約の話を聞いて色々考えちゃったんだ。
今までみたいに会えなくなってしまうのかな?って。」
【いやいや、もうそれはないから大丈夫!】
Y君は顔色を変えて即答しました。
やっぱり最近の私の変化にY君は気が付いていたのだなと確信しました。
Y君の説明によると、諸々の事情があり奥様からの攻撃(もはやそう言ってもいいレベルのこと)に耐えなければならなかったとのこと。
でもその事情を考慮する必要がなくなったため、最近では前と変わらない生活に戻りつつあるよう。
そうか
それなら安心
本当は私が1人モヤモヤしていたことをリストアップして、1〜10まで伝えた方が良かったのかもしれません
ひとまずこの時点では解決の兆しが見えたこと、私がヘタレだったこともあり、これ以上は言えませんでした。
【もうこんな時間か
ホテル行くにしても正味1時間やね】
とY君。
カフェ探しをしていた時に
【次のお店でダメだったらコンビニで甘いもの買って食べるわ】
と言っていたので、最初はホテルに行くつもりだったのだと思います。
でもお店探しに苦戦して、残る時間はあと2時間。
往復の移動を考えるとホテルでの滞在時間は1時間ちょっとになってしまう
「バタバタするの嫌だからやめておこうか」
そう伝えると
【じゃあもう一杯コーヒー飲もうかな☕️】
そう言って飲み物のお代わりを注文しました
それからの30〜40分は、今までと変わらないお喋りをして過ごしました。
きっと最近の私たちには会話が足りていなかったのかも…。
他愛ないことを話しているだけなのに『この場所に戻ってきたんだ』という感覚になったのです