高速を降り、私たちが住む街に戻ってきました。
【あと1時間半あるからどうしようかなー】
というHさん。
これは…、まさか…
そのまさかでした
Hさんは
【うん、休憩しよう】
と言って、すぐ近くのホテルに車をINさせました。
え…、マジか…
念のため体のお手入れはしてきているし、下着も上下揃ったソコソコのものを身に着けてはいる
でもなー…、
気持ちが乗っていないのよ
そんなことお構いなしにHさんは車を停めて、迷っている私に声をかけました。
【ほら、行こう】
私は腹をくくって車を降りました。
フロントのパネルを眺めてみると空室はあと2部屋。
悩んでいる間にも後ろからカップルがやってきて、もう1台のパネルで入室手続きを取っています。
ラスト1部屋になったVIPルームの入室手続きを済ませ、私たちはエレベーターで最上階に向かいました。