なんともモヤモヤの残る話
これで一件落着だとHさんは思っているのでしょう。
私は心の中のモヤモヤを抱えたまま、この日Hさんとデートしました。
歩いているとHさんが手を繋いでくれます。
リスケの件だけじゃない。
多分Hさんと私には大きな考え方の違いがある。
それを理解することはできなくても、お互いの違いを知っていれば不要なアップダウンは防げるのかもしれません。
長い時間をかけてHさんの思考の一片を知ることができた。
私に必要なのはHさんという人を知ること。
せっかく会えたんだから、せっかく遠出したんだから、今を楽しもう
Hさんは私が見たことがないもの、食べたことがないものを色々教えてくれて、今回のデートの目的を果たしました。
帰りの車内で満腹になってしまうと眠くなってしまうHさんを心配し
「眠くないですか?大丈夫?」
と声をかけました。
運転中もHさんは私の手を握り、手の甲をスリスリ撫でてきます。
【よーし、じゃあベッドのある所に休憩行くか】
と冗談のように言うHさんに
「はいはい、でも時間がないから残念ですね」
と受け流してしまったことで事態は急変します