サバイディーこんにちは
パクセーの岩井宙です。
いよいよ帰国まで50日を切りました。
出勤日数は出張の予定を除くと25日ありません。
ほんとにいよいよ帰国の足跡が聴こえてきました。
活動はバタバタで協力隊史上最高に忙しいです。
残業とは無縁のハッピーライフを送っていましたが、最近は残業もしたりします。
絶対勤務外に仕事は持ち込まないって思ってたんですが、そうも言ってられない現実。
というのも、
活動の集大成(自称)とも言える南部研修を企画していたのです。
僕は今ラオス南部のパクセー教員養成校という所でボランティアをしています。
ラオス全土に教員養成校は8箇所あり、北部3箇所、中部2箇所、南部3箇所です。
南部はパクセー、サワンナケート、サラワンの3箇所です。
パクセーとサワンナケートは都市ということもあり(?)jocvが入っています。
なのでjocvが入っていないサラワンTTCに出張に出向き、南部でのエコヘルスの質を高めたいと常々思っていました。
実は南部研修はサワンの前任がいた去年の10月頃に話が出たのですが、諸々の事象で実現出来ずに。
申請書やスケジュールも調整していたので、かなりやりきれない思いをしていました。
なので1年越しのリベンジ。
この1年はいつサラワンに出向こうか機会をずっと伺っていました。
…うそです。
でも活動の集大成として、南部の研修を最後にできればと思って計画書にも書いたと思います。
その実現のために!
エコヘルスは2020年2月から全ての教員養成校でカリキュラムに入るため、その前に研修をすることは非常に意味のあることだと思います。
というか、新しい教育を組み込むに当たり、研修や情報共有しないのもやばいでしょ。
まあそういう建前半分、残り半分はパクセーTTCの先生方の成長を見たいってのもありましたね。
僕が来た2年間で、自分たちで研修を組めるレベルにまで来れたのか。
半分は自己満足の部分もあります。
この研修は、いつものように日本から大学の先生が来る予定はありませんでした。
完全に、ラオ人とjocvだけで作り上げる研修。
そして今回は、自校での開催ではなく、出張という形。
まあもちろん大学の先生は日本からサポートしてくれるのですが、現地での調整諸々はラオ人のみとなります。
これが何を意味するのか。
持続可能性
まさに国際協力、というか国際トレンドであるこれ1点だと思います。
日本からの支援無しにどこまで自分たちで研修ができるのか。
日本からの支援なしと言ってもかなりjocvとJICAの支援はあるのですが、、
自分たち主体ということに違いはないと思います。
とにかく自校での研修と外に出向いての研修では難易度が格段に上がると思います。
特に出張となるとラオス国立大や教育局からのレターや、バスの手配、出張先のTTCの先生方の日程確保や会議室確保
まあ色々やることなすこと増えるわけですね。
それをラオス人と相談しながら進めていく。
ラオス側はすぐオッケーできるのにJICAがなかなか申請を承認してくれない。
JICAがガソリン代の精算のために乗るバスの車種を知りたいと言ってもまだレターが来てないからわからないというラオス側。
国際協力ってやる時は一瞬ですが、それまでの調整がほんとに長いなって感じる研修でした。
まあ仕事ってだいたいそうだと思いますが。
もっと国際協力って汗水流して働くってイメージでしたが、意外と書類作業が多いし事務処理の能力も必要(最近気づいた)
ただその分、実際に活動している時はめちゃめちゃ楽しい。
俺が教えてなくても、一緒にパワポ考えたりしてそれをラオ人の先生が自信持って話してるのを見ると、
込み上げてくるものがあります。
結果として、自分たちの力で研修を終えることができたと思います。
フィードバックの時間やリフレクションシートからも、講師側は満足した感覚を持っていました。
参加者側の評価はまだ翻訳してないのでわからないのですが、
見てる印象ですがしっかり取り組んでいたと思います。
ただ、色々も問題もあったわけで、、
パクセーTTCの校長先生の予定を確保していたのに当日になってやっぱ行けないってなったり、
代わりに来た副校長先生も1日しか居れないとかで閉会式まで参加できなかったり、
サラワンTTCの方も校長先生を呼んでいたのに副校長先生しか来ないし、、、
予定していた人数より参加者は少なかったり、、、
スケジュール組んだのに全くスケジュール通りに始まらず発表の順番を変えなければならなくなったり、、
あんだけ確認したのに!!
ってことが山程ありました。
まあその都度その都度対応していく他ないので、文句を言っても仕方ないですが。
変更に伴って書類作業が増えることにラオ人は絶対知らないだろうけど笑
何はともあれ、1日半の研修を無事に終えることができました。
内容としては、
・エコヘルスプロジェクトの説明
・パクセーTTCの活動紹介
・レッスン1の講義(コンセプトと生態系とエコヘルス)
・レッスン14の講義(薬物乱用と健康)
・健康診断の方法、実践
という流れでした。
レッスンは今新しく教科書を改訂しているので、それに合わせて新しくパワポを作り直しました。
もっと準備する時間があって、1回パクセーTTCの授業内で練習できれば、と毎回思うのですが、毎回出来ずにいます。
ただリフレクションの中には、jocvと一緒に準備をして研修の前には全て準備を終えることができていた、っていいことの部分で書いてあったので、事前に準備を終えること自体をもっと喜ぶべきことなのかなと思ったり。
今思えば、認定書の作成をパクセーで済ましたり、資料を事前にサラワンの先生に渡したり、もっとやれたことがあったなって思います。
なんとなく活動の集大成(自称)を終え、気持ち的には安心した気持ちはありますが、でもやっぱもっとうまくやれたなって。
ラオス人には伝えてあるので、もし次の研修があれば活かしてもらいたいです。
今回の研修を通して
改めてボランティアは1人ではできないなってことを思いました。
自分がどれだけやりたくても、相手の同意がなければただの押し付けになってしまう。
いろんな人の協力があって、自分は活動できている。
やってあげる、っていう精神じゃ、次に繋がらない。
研修を受け入れてくれたサラワンTTCにはもちろん、NUOLのメンバー、そして一緒に活動しているパクセーTTCのメンバーに感謝したいです。
君にとってボランティアとは何かね?
既に答えはある程度固まっているのですが、この問いの答えは次の機会に。
ひとまず研修お疲れ様でした。
ほんとに任期最後の出張はクリスマスなので、それまで任地での活動を最後までやり遂げたいと思います。
かずまさ調整ありがとう
パワポのアニメーションをやたらつけたがるけどもう俺は修正するの諦めました笑
それも良さだよね笑笑
今回はマイクをポケットに入れず。
授業ほんとにうまい。
BMIも計算できてた