2021年の1月の早朝
内視鏡室前の大部屋で下剤と麦茶を大量に飲んで、歩きまわってまた飲んで。
トイレ行っての繰り返し。
そしてI先生の内視鏡室へ。
助手の看護婦さん?が、手際良く紙オムツをずりさげてくれました。
I先生、助手さんと僕が、モニターを見ながら大腸カメラ開始です。
カメラは、どんどん奥に入って行きます。
一番奥に到達した後、今度は、少しずつ戻しながら、ポリープを見つけては、麻酔を吹きかけ熱線ワイヤー絡めて焼き取って行きます。かなりの数を取りました。肛門付近のポリープを取り終えたら、
I先生「今から、S字結腸のポリープの切除を始めます。大きいので3回に分けて切除します。まず、生理的食塩水を入れて膨らませて山型にして熱線で切除を3回に分けて行います。モニターを見ててくださいね。」
ここは、約1時間近くかけて慎重に。助手さんもモニターを見ながら、僕のお腹を押さえたり姿勢を変えたりしていました。
最後に切除した場所に墨で印を付け、吸い取ったポリープを容器に入れて終了でした。
この日は、そのまま、一日入院です。
何もなければ明日朝、退院になります。でも夜、かなり下血しました。下剤の効果もまだ残っているので、何度もトイレに、その度看護婦さんに確認してもらいます。
深夜にトイレに行った時、扉向こうで看護婦さん3人のコソコソ話が、割と近くなので聞こえて来ます。
「下血なかなか止まんないね。どうしよう。先生に連絡する?」「もうこんな時間だし、朝いち、出勤されたら直ぐ見て貰えば良いんじゃない?」「うん、そうしよう。」
世間話を始める3人。
『出て行き難いよ、俺。早く何処かへ行ってくれへんかなぁ〜。』
朝早くI先生「下血の原因は、肛門のそばのポリープを取ったからでしょう。もう少ししたら止まりますよ。止まったら看護婦さんに確認してもらって、退院して下さい。組織検査の結果は、来週に診察室でします。」
との事。
夕方近くに下血が、やっと止まり、夜間出口で会計して家路に。
ホッとしました。
続きます。