じっぽちゃんを飼い始めたら、すぐに だんなさんの転勤が決まりました。
この年には、転勤する人が すっごく多かった。
東京の本社へ行く人、名古屋支社へ行く人もいて、
まだ金沢なら近くていいなあなんて思っていたのです。
もちろん、じっぽちゃんを連れて行くのは 当たり前
よく、新聞やフリーペーパーに、都合で飼えなくなりました。(や)
可愛がってくれる人、お譲りします。と記載する人が いますが、
私からすると、「はあ~、それなら最初から、飼うなよ。」と言いたいです
金沢に引っ越すと、犬を飼っている人が多いことに 驚きました。
じっぽちゃんがいることで、お散歩の途中 知らない人と おしゃべりしたりして、
慣れない金沢にも すぐに馴染めました
会社が借りてくれた借家で、は青春まっさかり
2階への階段を 駆け上ったり、玄関戸を開けた途端 脱走したりと
藤のテーブルと椅子は、全部 みごとに噛まれて ギザギザになりました。
そして、私にも噛んだりしたので、
私は握り拳をつくって、じっぽちゃんのくちに押し当てて、戦っていました。
16年の間にじっぽちゃんを怒ったことは、後にも先にも このときだけなんです。
今、思えば、もっと遊んでというシグナルだったのかも。