この映画を素敵と言ってはいけないですね。
この作品がフィクションだかノンフィクションだか知らないで見たけどやっぱり戦争はいいことではないし、現場を知らない上に怒りを感じます。

この時代は国のために命をはる、いや、捨てることが正しいという教えは自分が現場にいないから言えることだし
大切な家族と離ればなれになりもう会えなくなる戦地に向かう人の気持ち、特攻に行く人の気持ちは到底私のようなこの時代に生きている者には計り知れないが聞くだけで胸が締め付けられる。
苦しいですね。
まったく上の勝手な思想で現場に無理をさせ、しかも命、未来まで奪って勝手すぎると怒りが隠せませんよ、まったく。
自分がよければいいとか上だから言えることであるかもしれないが人の幸せを考えれない人になにも言われたくないですよね!

そして映画的な話になるとこの作品の飛行シーンは美しいですね!映画に資金をかけれない日本で最高級なCG なのではないでしょうか。

そしてキャストがすべて意味を持って出てきてくれて伏線回収が気持ちよいですね!
私はこの伏線回収の気持ちよさが映画や舞台などのシナリオの良さの評価になります。
なので気持ちよかった!最高!

そしてジャニーズという大きなものがあるのに忘れさせて宮部にしか見えない岡田さんはすごい俳優さんだなぁと改めて思いました。すごい怖い目をグリーンバックでやれる想像力と技術を学びたい。
そして出てくる役者さんみんなすごい。語る芝居はしらけることが多いのにおじいさんたちがみんな重くて引き込まれました。

オールウェイズシリーズの山崎監督はやっぱりこの時代うまいなぁ!

あまりこういった気持ちにさせる日本らしい映画は好きじゃないけど、この映画は見てよかった。そして見なくてはならない映画だ!

私も芝居がやりたい。映画ってすばらしい。



こんな画像のように爽やかな話ではないけど宮部の心は実にこの空のように高く広い!