コロナ | naolog.

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ヴァイオリニスト農頭奈緒 のうがしらなお のブログです。主に音楽活動の記録です♪

今年の3月は、年が明けた頃には想像のつかなかったような大変な時期になっていますが、みなさまお元気でおすごしですか。

このブログは今年で8年目。更新率もいまいちで文章も気まぐれなブログですが💦、途切れそうになっても続けているということは唯一評価できるかな…なんて思っています🌸笑

たまに昔の記事を見返すと、そんな時期もあったなあととても懐かしいです。

だから今日は、この特別な時期についても思うことを残しておこうと思います。


今年の3月は、春が訪れようとしている平和な毎日に、新型コロナウイルス、という目に見えない敵がやってきました。
学校、スポーツ、多くの活動が自粛を強いられ、音楽界もコンサートがほぼ全てが中止、延期となっています。

私自身は2月末から今のところ4月頭まで、全8公演が中止となりました。
先の見えない日々ですが希望的観測でいえば、今はこの演奏活動停止期間の折り返し地点くらいでしょうか。

生徒さんと相談しながら対策をしながら、続けている自宅教室でのレッスンのほかは、沢山のぽっかりと空いた時間ができました。
今日は、芸文センターにて2000人近くのお客様の前で演奏しているはずでしたが、家で大人しく過ごしていました。

貴重な時間だと思って、家で会えるほど親しい人たちとの時間を大切にしたり、読書をしたり映画を見たり、もちろん練習をしたり、最近目覚めた料理を楽しんだり、のんびりとマイペースに過ごしています。
時間に追われず、なにより本番の緊張や張り詰めた瞬間なく過ごす毎日は大人になってから初めてで、こういう生活も存在したのか。と発見するような不思議な日々です。

お陰様で体調を崩す気配もなく、自分なりに良い時間を過ごせてきたかなとも思いますが、ここ数日は急に、舞台が恋しい、緊張感が、多くの人との一体感が恋しいと強く強く思うようになりました。私はコンサートが大好きです。

音楽会がなくても健康で幸せなこと楽しいこともお陰様で沢山あります。けれど一部分だけは満たされず飢えていくのを感じます。
それは、文化やスポーツの活動が限られている今、社会の中にあってもそうなのではないでしょうか。



今はコンサートはたしかに危険もあり、人命より大切なものはありません。

母校の学長は、大変な時期にありながらも、
病を憎んで人を憎まず と伝えておられました。

なにかを責めても叩き合っても仕方ありません。
ただただ、早く安心して開催できる状況になることを心から願っています。




こちらのコンサートは、今のところ場所を密室のアトリエではない、エントランスホールに変更して行う予定です!



安全がなにより大切ですからこれからも、気持ちに流されることなく、主催者の方、共演者とともに状況を見つつの判断にはなりますが、
お客様が当初の想定よりもし少なかったり、当初予定していたアトリエでは出来なくなったりしたとしても、すてきなエントランスホールで演奏会をさせてもらえるのであれば、一旦は停止した音楽の、文化の新たなスタートの小さな力になれるよう、一生懸命活動したいと思っています。

そのために、必ずくる再開の日のために、じっくりと準備をしておきたいと思います。
一旦、活動できない苦しみや生演奏を聴けない状況を知った私たちは、より喜びを分かち合えるはずです。





沢山の人とは会えない今だからこそ、大切な人たちと自分自身と過ごす時間を大切に、当たり前の有り難さをしっかりと身に染み込ませながら、健康にこの時期を過ごしていきます。


感染された方々のご回復と、皆さまの健康を祈っております。

桜咲くころにはきっと出口が見えるはず!
頑張りましょう。