大阪城ホールで、一万人の合唱団の方々と一緒に作るベートーヴェンの交響曲第九番。
それだけの人でなにかを作ること、そしてそのなにかが音楽であること、ベートーヴェンの第九であること。全てが特別です。私は音楽の、パワーをくれる心を奮い立たせてくれる部分や、平和を築く部分が特別に好きです。小さな力を集めることは、なんと大きな感動を生むのでしょう。
毎年鳥肌が立ちます。
演奏前にこの合唱の歌詞となっている歓喜の歌の朗読があるのですが、今年は小栗旬さんでした！
打ち上げでもおっしゃっていましたが、全部覚えて自分の中に入れてきてらっしゃって、朗読というより彼を通したベートーヴェンの、シラーの言葉のように心に聞こえてきました。かっこよくてドキドキするのもあるけれど、そちらも心震えました♡
今年は私は第九を演奏するのが一回だけ！
日本でオーケストラを弾く人にとって、第九は一番弾くシンフォニーだと思います。年末に10回近く弾くオーケストラさんもあると思います。
フリーランスの時期も含めて、途切れずに毎年の終わりにこの曲と再会できていることにも感謝です。今年の私はどうだったんだろう、少し成長出来ているんだろうかといつも思います。
弾き慣れるだけではなく、深められる、そして毎年感動できる自分でいたいです。
今回の第九はインターネットでライブストリーミングされていたのですがこちらのサイトから、4楽章のみまだ配信されています。12月23日午後２時からはMBSでTV放送もあるそうです。ぜひご覧になってください。
当日は本当によいお天気でした！いつもと違う現場なので、リハーサルの日にはオケの韓国人の仲良しさんに鶴橋のコリアンタウンに連れて行ってもらってみんなでご飯を食べたり、休憩時間にカフェしたりもなんだか楽しい大阪城ホール通いでした♪
