■面接官の本音「バ カ の ひとつ覚え」は、大きな才能! | 魂の望みのままに新しい時代をつくる

こんにちは。
天職コンサルタントの梅田幸子です


「いろいろできる」が素晴らしいと
思っている方は、多いようですが、

採用側の感覚で言うと、
必ずしも、そうではありません。


たとえば、
「バ カ の ひとつ覚え」って、
才能なんですよ。


これって、

覚えたら、それをきちんとこなす人

なんです。



わたしは、企業からの依頼で、
面接官の仕事もしています。


中小企業だと、
社長や幹部の横に座って、
わたしが面接を進行。


ある企業では、



マルチで、仕事の覚えの早い
優秀な人を落とし(不採用にし)、


仕事の覚えがゆっくりで、
「バ カ の ひとつ覚え」タイプの人を
採用しました。





それは、

その企業では、
各人で仕事の役割と範囲が
決まっており、


ひとりひとりが、
自分の仕事を全うしなければ
なりません。


ですから、

キャリアアップしたいと
思っても、

隣の人と仕事を交換する
くらいしか、変化がありません。

たとえば、

「営業事務」→「経理」
「○業界向け営業」→「△業界向け営業」

しかも、そんなに難易度は
高くありません(お給料は、いいです)。


面接に同席していた
上司になる人は、

マルチで、仕事の覚えの早い
優秀な人を採用したい

とおっしゃっしゃいましたが、
わたしは、止めました。


「覚えが早いので、入社当初は楽です。

 しかし、貴社の業務内容ならば、
 飽きてしまって、3~4年もすれば
 辞めてしまいますよ。

 それでよければ、この方にしましょう。
 長く勤めてほしかったら、
 おすすめしません」

とアドバイスしたのです。


社長も、

「当社では、いろんなことに
 チャレンジしたい人に、
 道を用意できないので、
 後者にしましょう」

と言って、

仕事の覚えがゆっくりな後者を
採用しました。


マルチで、仕事の覚えの早い
優秀な前者は、
落とされてしまったのです。




適材適所なんです。



しかし、
面接をしていると、


「キャリアアップしたい」
「仕事の幅を広げたい」


と語る人がとても多いです。



それが、不採用の理由に
なっているケースもあるのに……。



実際に、
上でご紹介したの会社でも、

わたしが面接に伺う前は、

このようにアピールした人を、
長年、かなり落としていたそうです。



このように、

「バ カ の ひとつ覚え」タイプを欲して、

「キャリアアップしたい」
「仕事の幅を広げたい」
を嫌う会社が、あります。




だから、

自分の個性を、認めましょう!




*  *  *


覚えたそのひとつを、
確実にこなすというのは、
本当に、すごい才能なのです。


*  *  *


信じられない人は、
もうちょっと
おつきあいください。


覚えたそのひとつを、
確実にこなすというのは、

わたしにはできません。


わたしに任せてしまったらどうなるか、
書きますね。



まず、同じことを長期間続けると
飽きます。


いまも、講演して、コンサルして、
ブログ書いて、面接して、
プログラム考えて、レジュメつくって、
執筆しているから、楽しい。

さらに、わたしの場合は、
季節によっても、仕事の内容が異なります。


(根底にあるメッセージは、同じですが、
 表現方法がさまざまなのです)


それから、

覚えたことを確実にこなすことが
できません。

早いけど、ミスします。えへ。


そして、
改善したくなります。

ここがミスの原因だな。
こう変えたら減るなー。

こうしたら、効率的だなー。

こうしたら、もっと楽しいんでない?

こうしたら、他の業務と連携するので、
楽になるなー。


など。



ここまで読んでくださった方は、
こういう人をかっこいーと思うでしょ♪
(ありがとう♪)


けどね、

採用側には、

「うっとおしい」
「面倒くさい人」

って、煙たがられることもあるのです。



実際に、ハッキリと
言われたこともあります!


* * *


わたしは、以前、

いろいろするのはダメで、

「ひとつのことに集中して
 突き詰めなければ、ものにならない」

と、信じていたときも
ありました。


この仕事を始めたときは、

個人向けは年齢問わず請けるし、
企業向けに面接などの仕事をしていたので、


「絞るんだ、ランチェスターだよ」

と、やたらアドバイスされたし、


「自然と、ひとつに絞れていくんだろうね。
 力は分散しないほうがいいから」

と、つぶやかれたこともあります。



しかし

わたしの場合は、

いろいろないとダメだー。

いろいろする状態が、心地よいのだ。

そういうタイプなんです。



みんなが、
自分の「心地いい」で仕事をすると、
世の中うまい具合に、
バランス取れるはず。


日本全国適材適所!
(もちろん、海外に行ってもいいですね)



そろそろ、自分の個性を認めよう。


「バ カ の ひとつ覚え」も、才能ですよ。


いまさらですが、
「バ カ」って、ほめ言葉ですからね。

わたしは先輩から、
なんど「バ カになれ」って
指導されたことか……。




【どうぞ、こちらも参考に】


■本当の強みを伝えると「え、普通ですよね?」と返ってくる法則
http://ameblo.jp/11oya/entry-12080793396.html


■苦手克服よりも、ハンディが少ないことを「得意」に変えていきませんか
http://ameblo.jp/11oya/entry-12077072583.html


こちらは、発達障がいの方。
自分のできない・したくないを認めたら……

■天職が勝手に近づいてくる法則
http://ameblo.jp/11oya/entry-12089862601.html


■職務経歴書アピールしすぎるから「したい」が遠ざかる
http://ameblo.jp/11oya/theme16-10002416592.html


■劣等感を捨てる方法
http://ameblo.jp/11oya/entry-12057723045.html





(追記)
この記事を読まれた先輩が、
コメントをくれました。

同じように感じている方いるかも?

アンサー記事を書きましたので、
あわせてお読みください。

■専門分野がなくていい

http://ameblo.jp/11oya/entry-12152118427.html


コメント欄を開きました。

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