■転職理由にネガティブなことを言ってはだめとは | 魂の望みのままに新しい時代をつくる
面談コンサルティングで、

「転職理由」

のお悩みが多いんですが、
どうも、誤解があるようです。


「転職理由にネガティブなことを言ってはだめ」
とサイトや人材会社からアドバイスをされることが
多いようなのですが、

解釈に、2つ誤解があると感じています。


まず、1つ目。
こんなご相談がありました。

「会社が粉飾決算をしている」から
辞めたのだけど、粉飾決算なんて、
めちゃめちゃネガティブなこと言っては
だめですよね????





言っていいです。

いえ、言ってください。

面接官は、
「なぜ辞めたの?」「なぜ、転職したいの?」
を知りたいのです。納得いく回答がほしい。


「会社が粉飾決算をしている」からと聞けば、
「あ~、そりゃ嫌だねえ」と納得する人が
多いでしょう。

中には、「会社が粉飾決算をしている」くらいで
辞めるなんて、甘い! と言う面接官もいるでしょう。

落とされます。

けど、

「会社が粉飾決算をしている」から
辞めた人が、

「会社が粉飾決算くらい」という会社に
入ったら、

「会社が粉飾決算をしている」と
辞めるでしょう?


ちょうどいいフィルタリングになります。


と言うと、

「え、いいんですか?」

「うーん、けど、守秘義務に反しませんか」




いや、犯罪だから。
守秘する義務ないよ。

そしたら、


「前の会社の悪口を言うのは、ダメって聞きました」



悪口、恨み、つらみ、怨念は、
言わないほうがいいですね。

そういう人、怖いから。

しかし、冷静に事実を言うのは、
「理由」であって、「悪口」ではありません。




ほかにも、いらっしゃいます。

ネガティブだと思い込んで言えなかった理由

「給与の不払い」

「社長が高齢で、後継者の能力が不安」

「隣の部署の部長が、部下に怒鳴っている。その罵声を聞くのがいや」

など。

言っても良いですよ。


本当の理由を隠しても、ウソをついても、
面接官は納得できないので、
突っ込みまくるでしょう。

「転職理由にネガティブなことを言ってはだめ」
を誤解しないでくださいね。


ただし、
悪口、恨み、つらみ、怨念にならないように、
心の整理は、必須です。


長くなったので、
もう1つの誤解は、この次の記事
「転職したくなるとき、不満ゼロは不自然なので」で。



天職コンサルタント 梅田幸子