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◆◆ 2. 応募者と面接官のギャップ
◆◆◆____(4)人と接するのが好きだから、________
こんにちは。
梅田幸子です。
応募者の考える「好き」と、面接官の知りたい「好き」のギャップをお話しています。
あなたの会社選びや、面接に役立ててくださいね♪
2つの実例を紹介してきました。
「酒を飲んでいたら幸せ!」だから酒造メーカーと卸会社を受けたAさん
「教えることが好き」だから、教育業界を受けたけれど、「業種(業界)」と「職種」をごちゃまぜにして失敗したBさん
今日は、面接をしていて、一番多い例をご紹介します。
人と接することが好きなので、営業職・販売職につきたいです。
これは、Aさんと違って、好きなことが、仕事内容にあっていますね。
Bさんのように、職種と業種を取り違えてもいません。
何が悪いかというと、2つあります。
・好きなことが、漠然としすぎている
・好きなことと、仕事内容の結びつきが短絡的
営業職や販売職は、人と接する代表的な仕事です。しかし、仕事には、人と接しないもの、話さないものってほとんどないんですよね。
SE(システムエンジニア)は、コンピュータに向かって仕事をしているイメージが強い仕事ですね。
しかし実際は、お客さまのつくりたいシステムをしっかり聞いて、プランを説明し納得してもらってから、システムをつくり始めます。だから、人と接すること、コミュニケーションは、とても重要な仕事です。
営業事務の仕事。会社の中で、資料をつくったり、電話の応対をすることが多いですね。
資料は、頼んできた人が伝えたいことをしっかり聞きだして、それを読む相手がどんな人でどれくらい知識があるのか、見た目の美しさにはどれだけこだわるのかなどを把握しないとできない仕事です。電話の対応ひとつとっても、緊急なのかどうかや、伝言の趣旨をつかんだり、コミュニケーション力が必要な仕事です。
だから、面接官は、「人と接することが好きだから、営業職・販売職につきたいです」と言われても、納得できないのですね。
こんな風に短絡的に「好き」と「職種」を結びつけてしまうのは、一つ目に書いた悪いところ「好きなことが、漠然としすぎている」と関係があります。次回、お話したいと思います。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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