■
■■ 6.さいごに (1)情報に惑わされないで!
■■■__________________________
こんにちは。梅田幸子です。
お子さまの成長段階によって、子育ての悩みはどんどん変わってきますね。
最近、「漢字を覚えていなかった」「てにをはが使えない」「どんな指導法がいいですか?」といった言葉の指導法に関するご相談が多いです。しかし、問題は「指導法」ではないことが多いんです。
どんな可能性があるのか、その原因ごとの対処法を、Aさんの例 をご紹介しながらお話してきました。他の教科にも応用できることも多いです。
また、ここ数年、すばらしい実績をもとに一躍ブームになっている「陰山メソッド」の漢字の前倒し学習。ご家庭でとりくまれる場合の注意点をお話しました。
--------------------------------------------------------
(1)情報に惑わされないで!
--------------------------------------------------------
世の中には、いろんな情報があふれています。
雑誌、本、インターネット、口コミ情報・・・
どれを信じて、どれを信じないですか?
親御さんとお話していると、悩みの原因は「情報」だという方多いと思います。学習に限らず、子育ても教育もあふれる情報に翻弄されて戸惑われているんですね。いいと言われている情報の中に、Aという方法と、Aとは全く逆のBという情報があったりします。
「体罰は、ダメだ」「体罰も、必要だ」、「私立校がよい」「公立の方がよい」みたいにね。
●ウソとホント、見極めてください。
ウソ情報を流す人がいます。
だれかの利益になるように、ウソの情報がながされることもあります。
専門家の言うことって信じてしまいがちですですよね。しかし、当の専門家が、どこか(国や企業)からお金をもらって、その情報を書いていることも・・・。専門家が自分の話す理論や方法が本当だと信じているならいいんですが、おウソだとわかっているのに書いている人もいるんです。気をつけてくださいね。
●本質を見極めてください。
上に挙げた体罰や公立私立どっちがいいかという例のように、全く逆の情報が入ってくることがあります。
教育理論や子育て方法の中は、ウソもありますが、いい理論、いい方法もたくさんあります。しかし、表面だけみていると、どれがよいのかわからなくなってしまうんです。
さらには、褒める子育て注意報や陰山メソッドでお話したように、いいはずの理論や方法も、逆効果になってしまう場合もあります。
「どうして、こういう方法がいいんだろう?」
その疑問をもって、子育て情報を見てください。
その方法の「理由」が、本当に役にたつ情報です!
そうしたら、あなたの子育てに必要な方法か、必要な理論かどうか、見極めがつくと思います。
(そうしたら、私の書くことを読まなくてもよくなりますね。ははは~)
次回は、自分で勉強する子どもに育てるコツをお話します。興味のあることを、好奇心いっぱいに、がんばるお子さまになったら、HAPPYだと思われませんか?
○同じようなお悩みでも、人それぞれ原因は異なります。原因が異なるので、効果的な対処法も人それぞれ。場合によっては、同じ悩みでも正反対の対処法になることもあるのでご注意くださいね。
○今回の連載で取り上げたAさんのケースは、Aさんが書いていた育児日記とメールのやりとりをもとにアドバイスしました。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
無料メール情報 【危険!信じちゃいけない就職マニュアルを―――斬る!】
【著書】
▼参考
【楽天ブックス】くりかえし漢字練習プリント(小学1年) テスト付き
【楽天ブックス】くりかえし漢字練習プリント(小学2年) テスト付き
【楽天ブックス】くりかえし漢字練習プリント(小学3年) テスト付き
●陰山メソッドがわかる本 ・ 陰山メソッドを実践するワーク
(左から)
徹底反復「漢字プリント」 兵庫県山口小学校「陰山学級」実践プリント .
●漢字学習ソフト
【過去の連載もご覧下さい】
▼褒める子育て注意報 こちら
▼子どもと上手にコミュニケーション こちら
▼塾選びのポイント こちら
▼おねしょの悩み こちら
▼[特別編]好奇心と探求心を伸ばす こちら