ステファン・バリントのブログ
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好きな映画の独白vol.1「影の娼婦、光の紳士」

 自分がどこか遠くに持ち去られた気がする。


 


 悲しみが私の心の底に溜まっていく。


 


 程なくして、朝がやってくる。


 


 


 どこかで見た写真集のように光が窓から差し込んでくる。


 


 


 埃が浮かび上がり、それらは永遠とそこに舞っている気がした。


 


 


 私は再び目を瞑り、隣から姿を消した男の影を追う。


 


 


 


 色白の優しい男、手術の痕があるその細い手首を噛むのが私の癖だった。


 


 


 


 もう二度とそんな男は現れないであろう。


 


 


 


 別れる度に私が得たものは、「理解」ただ一つでしかなかった。