アニリール・セルカン

松村秀一

・参考→2ch本スレ9,8,7,6,5,4,3,2,1Twitterまとめwikiセルカン氏の疑惑とは?英語blog

皆様のこれまでの調査・抗議活動のおかげで、大手ニュースサイトの報道に繋がりました。
日経ネット(2009.11.9) 東大の30代男性助教、業績論文の存在確認できず 不正の疑い
朝日新聞(2009.11.14) 宇宙飛行士候補名乗る東大助教、トルコ政府が根拠否定
文科省への告発文書 (2009.10.21に告発書送付)(作成においてNakres氏にご協力頂きました。)
 (文部科学省の告発窓口担当者から電話にて、私達の告発内容が東京大学へ通報されたことを確認致しました。文科省からの通報先は被告発者の現勤務先の東大のみで、JAXAへ通報することはないとのことです。)
・東大への告発(10/20に781氏が告発書送付
博士論文における盗用の調査にご協力お願いします。
(東京大学の学位審査の信頼性を揺るがす重要な問題です。主査は松村秀一教授です。)

アニリール・セルカン氏の近況について (参考 ⇒ 予定日付一覧カレンダー
・2009/10/17 の「TEDx Taipei」での講演が取消 ⇒ 取消後の講演者告知事前告知
・2009/10/31 のイスタンブールブックフェア講演が取消 ⇒ 取消後の最新告知事前告知
・2009/11/5 の宮城大学地域連携シンポジウムでの講演が取消 ⇒ 取消後のポスター事前告知応募への返信メール
・2009/11/8 セルカンカレッジ 大阪第3回講義 は開催されたようです ⇒ Parrot Diary
・2009/11/9? の九州大学工学部建築学科テーマレクチャーでの講演が取消 ⇒ お知らせスケジュール詳細
・2009/11/15 セルカンカレッジ 静岡第2回講義は無事開催されるのか?
・2009/11/27 の国際デザインフォーラム基調講演が、本人都合による辞退で取消 ⇒ 取消後告知事前告知1

今後の調査・抗議活動について 
博士論文における盗用・剽窃疑惑(文章の完全コピーや図の盗用など
建築雑誌(JABS)に掲載されている盗用画像や虚偽経歴について 
(日本建築学会関係者の責任:専門家同士の審査機能や自己修正機能が機能していない点について)

日本建築学会学術論文における盗用疑惑について(図が酷似?)
・出版社(大和書房中央公論新社早川書房etc.)への抗議
セルカンカレッジ継続阻止(疑惑浮上後も、大阪/静岡講義での単回受講者を募集し始める。参考⇒アニリール氏のマネージャー
東芝エレベータ問題2009.10.29に、通報済み
講演会「建築インテリジェンス」の阻止(通報求む)、剽窃被害者への通報
科研費申請書の開示請求(10/28に請求済
松村秀一教授の責任についての検証

東京大学工学系研究科建築学専攻助教アニリール・セルカン氏についての調査結果
1) アニリール・セルカン氏は「宇宙物理学者」であり11次元宇宙の研究で受賞したことになっていますが、氏を著者とする物理学に関する論文は一編も発表されていません 。 また、東京大学、およびJAXAのホームページ等で公表されていたセルカン氏の業績リストに掲載されていた物理学の論文は、現実には存在しない架空のものです。さらに、博士論文においても文章や図の盗用が疑われています。(→ 査読付原著論文に関する業績捏造, 博士論文における盗用疑惑 その他検証中の論文

2) 東京大学で公表されていたセルカン氏の業績リストやセルカン氏発表資料に掲載されていた知的財産権3件については、 2件は他人の特許であり、もう1件は存在しない特許です。(→ 知的財産(特許)に関する業績捏造

3) 「ケンブリッジ大学物理学部 特別科学賞 受賞」については記録もありませんし、そもそもアニリール・セルカン氏は物理学の研究業績が皆無なので、物理学の研究によって(まともな)賞を授与されることはあり得ません。 同様に、U.S.Technology Award の受賞の記録もありません。また、「American Medal of Honor」は、American Biographical Instituteが紳士録商法の一環として「発行」「販売」している賞であった可能性があります。(→ 受賞暦の検証

4) 「プリンストン大学数学部講師」に就任したという記録もありません。またセルカン氏は数学分野の研究業績が皆無なので、数学部講師に就任するということはまずあり得ません。(→ 職歴・研究暦の検証

5) アニリール・セルカン氏は「宇宙飛行士候補」と言うことになっていますが、NASAの宇宙飛行士候補のリストにも、宇宙飛行士のリストにも掲載されていません。 また、同氏の著書や氏に関する雑誌記事にある「セルカン氏が2004年に宇宙飛行士候補に選ばれた際の宇宙服写真」は、NASAロゴが1992年以前のものであるなど、捏造の疑いがあります。(→ 宇宙飛行士候補の経歴に対する疑惑について

6) アニリール・セルカン氏は、スキーの選手で1988年のカルガリー冬季オリンピックに出場したことになっていますが、同オリンピックの公式レポートの選手団および競技結果にセルカン氏の名前は見当たりません。(→ その他の経歴詐称疑惑について

7) アニリール・セルカン氏の著書等で同氏の研究の説明資料として掲載された図画に、別人によって先に発表された論文や記事にある図画に酷似したものが何点もあり、剽窃(他人の業績の盗用)の疑いがあります。また、物理学の論文が存在しないだけでなく、その後の宇宙エレベーターやインフラフリーの研究についても図画等の剽窃が疑われるケースがあります。(→ 他者の研究の剽窃(盗用)、著作権侵害の可能性その他の疑惑画像・写真、およびATA宇宙エレベータ計画についての検証