カンチのトレッキング中に泊まった宿でポスターを見た。
「The wall of Shadows」が原題。ネットで調べると「The shadow on the wall」という全く別の映画がヒットしてしまう。どうでもええけど・・・。
ポスターからはクンバカルナの東壁の登攀の話だとは思わなかったのだが、まさに見てきたばかりのクンバカルナの話と知って、有料配信であることも全く気にせずぽちった。
短い映画だが内容は登攀中心でなく、シェルパの生活、家族愛、神の山クンバカルナに対する敬虔な思いを描いた人間模様がテーマの中心の素晴らしい映画だった。しかも見てきたばかりのグンサやカンバチェンの村の様子、タルチョやプジャの画像が流れるともう行った者しかわからない高揚感。
最後に東壁がいまだ登られてないとのテロップで終わるシーンを見ると、ここまでクンバカルナを神々しく描く監督に喝采である。
折しも、10月に北壁をアルパインスタイルで登ったアメリカ隊の吉報が入った。
私自身の今年の10大ニュースの一つに間違いなく「クンバカルナ」は入ってる。登りもしてないのに。