「ブラックボックス」砂川文次バイクメッセンジャーの生き様を描いて終わりかと思っていたら、全然展開が思わぬ方向に。 不遇な生い立ちのせいで。我慢することができない、社会に不適合な性格を持ち、先が見えないまま年をとっていく。 多分稀な存在ではなく、今の世の中普通に見られるタイプの人間なのであろう。 犯罪人イコール「わる」という構図ではなく、犯罪人イコール「社会生活に不慣れな人間」というのが今の構図なのかもしれない、とふと思った。