「日本一短い手紙 喜怒哀楽」このシリーズを読むのも何冊目だろうか。色んなテーマがあったが、すべてのテーマに共通するのが「喜怒哀楽」である。 ちょうど今朝、選者でもある俵万智がテレビに出ていて、短歌を詠む極意のようなことを披露していた。広い事象でなく、ミクロで具体的なことに焦点を充てる。そして、特定の人を想定して詠めば、自ずとほかの人からも共感を得られる。まさしくこの本の優秀作品にも同じことが当てはまると思いながら読んだ。