こんなこと 許しがたいこと | 近江八幡 いけばなと着付け 十一色の花小路日記

近江八幡 いけばなと着付け 十一色の花小路日記

「じゅうひといろの はなこみち」
近江八幡市にて
池坊いけばな教室と
ラク+キレイ+着崩れない着付け教室を運営しています。
 

 

こんにちは
滋賀県近江八幡市 いけばなと着つけ 『十一色の花小路』
川村節子です。

 

雨が降っています。

遅れていた梅雨がやってまいりました。

 

2週間も遅れたそうです。
 

梅雨の花 紫陽花。

八幡堀には 紫陽花も咲きます。

 

今日のような雨の日の 紫陽花咲く景色は一層美しいことでしょう。

 

 

 

八幡堀にかかる橋 明治橋あたりの紫陽花たちです。

 

 

 

 

この写真奥の橋が 白雲橋。
そこにも 紫陽花が咲いている・・・・・はず・・・

 

そう、咲いているはずの紫陽花の花たちが ありません。

 

白雲橋あたりの すべての紫陽花の花たちが

この日が最高潮に咲く、それは 6月11日のことでした。

 

八幡堀は大がかりな時代劇ロケがされていて

町人に扮したたくさんの方が この 白雲橋を行き交うシーンなんかも

撮っておられるところに わたしも 会議後に 出くわしました。

 

白雲橋の上もシーンに使われたなら

当然 ロケに来られたのですから お堀の和舟のシーンが

主役の俳優さんで撮られたことでしょう。

 

ロケがあると わくわくします。

なんといっても 市民自慢の八幡堀。

 

ところが ロケが帰られた次の日、

お散歩🐶に八幡堀の紫陽花を見に来て

唖然としました。呆然としました。

胸がぎゅっとなりました。

 

写真でお判りでしょうか。

紫陽花の 今まさに 満開 見頃の紫陽花の花が

白雲橋の下のあたりの樹 すべて 刈り取られているのです。

 

有り得ないです。

 

撮影シーンのために 切られたのです。


むしろ私は、紫陽花の八幡堀のシーンを撮るために

来られたと思っていました。

紫陽花の花をシーンの季節と違うと刈り取るなら 紫陽花の美しく咲く時期に何しに来たのか、くらいの気持ちです❗️


主役の俳優さん、演者さんは知っているのでしょうか。

刈り取られた今が盛りの美しい紫陽花は、ゴミとして処分されたのでしょうか。

そんな事をするスタッフは胸が痛まなかったのでしょうか。何を思いながら刈り取ったんでしょう。


景観は、大道具や小道具ではありません。

 

滋賀ロケーションオフィスによりますと

撮影で切りたいということになったそうです。

いまどき 技術的に 映像の中で なんとでもなるでしょうに。

 

切りたいということで 堀の周りの草木の植栽などは

八幡堀を守る会が してくださっています。

いつもなにかと感謝の気持ちでいる八幡堀を守る会ですが

会長が許可されたとのことを 聞きました。

 

管理をされているから 許可 って

どういうことでしょうか。

 

管理をしてくださっているかもしれませんが

樹々を含めて 八幡堀は 景観です。

 

国の重要文化的景観第一号に選ばれています。

 

景観は 私物化してはいけないんではないでしょうか。

 

花は癒しです。

こんな台無しなことを 申し出る撮影側も撮影側だけれど

許可するほうも許可するほうです。


花が邪魔だから切った。


誰のものですか?

景観は 誰のものでもないはず。

 

「まぁまぁ 毎年咲いているし 来年なったらまた咲くし」

そんな軽い感覚だったとしたら 大間違いです。

 

そして 植物は命です。

刈り取ったり伐採する時は 適した時期というものがあります。

時期を間違うと 次の年のための花芽が出来ず

来年咲かない可能性が高いかもしれません。

 

今回 花の盛りの時に 花をすべて刈り取ってしまったことで

今年だけでなく

来年咲かないとしたならば

来年までも 景観を損ねてしまったのです。

 

咲き終わった花の時期なら だーれも咎めません。

 

観光客の方も 近づくと 刈られている様がわかり

なんで切ってしまっているのか との声

 

風景写真愛好家の方も 毎年を楽しみにしていて来たのに との声

 

なによりも 八幡堀は市民にとっての癒しの場。

 

どこへ言いに行っていいかわからないくらいの 憤りが

いつまでもおさまりません。

 

誰や! 最初に言い出した人も 賛同した人も
なんてことしてくれるのよ。
 
ロケシーンの季節と違うから っていうんなら 6月の八幡堀に
なんでロケに来られたんでしょうか。
 
よくぞ 花が今まさに最高潮となるその大きな花たちを
すべて刈り取って 心が痛みませんでしたか?
来年咲くとは限らない そういうことは考えませんでしたか?
なにより ワンシーンだけ撮って 帰っていかれるかもしれませんが
この時期を通して 紫陽花の咲く八幡堀の白雲橋、
その多くの方々の楽しみと癒しを シーズン通して奪ってしまうことは
考えませんでしたか?
 
ロケの責任者の人の 感覚が理解できません。
許可を出した会長も どういうつもりだったんでしょうか。
八幡堀を「守って」ほしかったです。
 
しかるべき立場のところが しかるべきところへ 抗議してほしい。

 

 

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