長い間

独りでいたことがある

そのとき

自分を見つめ直した

いや

なんとなくだったものを

はっきりとさせてしまった

それから



僕は しばしば

そこにもどり

独りで抱え込むようになった




僕はそれをシェルター

と よぶようになった

自問自答の部屋





長く長く

そこに通いつめた

ひとと心を通わさず

通わせても いざとなったら

とざして 

シェルターにもどる





ある日

僕は

シェルターを捨てられないか

と 思った

だれともなく なげかければ

僕に共感してくれる人が

いるかもしれない




そして

一歩踏み出した