ヴォーリズが伝えた西洋料理を再現したランチを楽しむウォーターハウス記念館見学会 | 近江八幡つれづれ

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滋賀県 近江八幡ボランティアガイド協会

こんにちは

 

近江八幡観光ボランティアガイドの川村です。

 

近江八幡。

近江商人の街並みが残るイメージを思い浮かばれる方も

多いかと思いますが

同時に 異国情緒あふれる洋風建築も数多く残っています。

 

手がけたのは ウィリアム・メレル・ヴォーリズさん。

ヴォーリズ建築 というのは 全国や一部海外にも多々あり

その数、なんと 約1600以上とも 2000近くとも言われていて

残っているざっと200の内

約100がなんらかの文化財に指定され

近江八幡には 23ほど残っています。

 

日本各地のヴォーリズ建築の有名な建物を並べますと

・心斎橋大丸

・神戸女学院

・旧駒井家住宅

・大丸ヴィラ

・東華菜館

・フロインドリーブ

・軽井沢テニスコートクラブハウス

・六甲ゴルフ倶楽部クラブハウス

・関西学院大学

・・・・・・・きりがない っていうほどです

 

さて 近江八幡に残る ヴォーリズ建築のうち

ウォーターハウス記念館での 特別なランチ会のご紹介です。

その時代に なんと すてきな三階建てです。

 

池田町洋風住宅街にあります。

 

 

 

通りに面した 煉瓦塀が素敵ハート

 

こちらで  ヴォーリズさんが伝えた西洋料理を再現したランチ を

この夏から 月1回 いただける会があります。

 

ボランティアガイド先輩のみなさま 10数名と 

9月に行ってきました。ナイフとフォーク

 

ヴォーリズさんが 創刊していた「湖畔の声」という月刊誌に
毎月掲載されていたメニューからの再現。
当時執筆されていたのが ウォーターハウスのお隣に建つ
吉田悦蔵さんに嫁いだ 吉田清野さん。
(のちに清野さんは 近江家政塾長となります。)
 
清野さんは西洋料理を研究されたのですが 当時の食材に合わせて

西洋風な見栄えになるように また 調理法も 工夫されていました。

 

この吉田家は 現在 ひ孫さんご夫婦が住んでおられますが

孫の与志也さん(69)が 清野さんが書き残したレシピを近年 見つけられ

それを 近江家政塾ボランティアグループあじさいの代表の方へ伝えて

お料理の数々を再現されたのです。

 

レシピをもとに 再現されたお味は 与志也さんにとって 子どもの頃に

清野さんからお母さんへ伝わって作られたなつかしい味そのものだったそうです。

 

 

 

この雰囲気と 窓からのお隣 吉田悦蔵邸をのぞむ景色  最高キラキラ

 

 

 

メニューは、

ミートローフ、小アジの南蛮漬け、卵のしぐれ焼き、

スイートポテトコロッケなど10品目と南蛮すいとん(汁物)に

びわ入りサイダー羹(かん)のデザートとコーヒーが付いている。

一人1食4400円(税込み)

 

この ででん!とあるのは 鰻の蒲焼に見せた豆腐なのです

 

そんなふうな工夫などがいろいろみえるメニューです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約100年前の建物

約100年前のお部屋

そして

約100年前のお料理

 

ここで こんなふうなお料理をたのしまれていたのかなぁと味わえました。

 

ヴォーリズさんの建物は

時代を超えて あたたかく やさしさが伝わるような そんな気持ちになります。

 

このランチ会は 月に一回です。

7月からずっと 満席となっておられました。

 

食事は定員14人で、10人以上集まった場合に開かれます。

 

お食事とともに 館内の見学もできます

(ウォーターハウス記念館は普段非公開。春や秋に期間限定で特別公開の建物です)

 

予約・問い合わせは近江八幡まちや倶楽部(0748・32・4654)へ
 

 

虹ヴォーリズさんは どんな方だったか こちらに下差し

 

流れ星流れ星流れ星所属している近江八幡観光ボランティアガイド協会のホームページはこちら

 このホームページをさらに 新しくしてゆきましょうと計画中でもあります。

 

 

なお

ふだんのお仕事は 近江八幡市で いけばなと着つけの講師をしております。

 

流れ星流れ星流れ星いけばなと着つけ 十一色の花小路blogはこちら よろしければこちらもぜひ赤薔薇