親父の形見 | 膀胱がんになった、おぺぴゅーのブログ

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1970年生まれの平凡なサラリーマンの日記と、突然降りかかった膀胱癌についての備忘録。

​合同墓の前にて合掌



  ​形見のスーツ

今年の年始に親父が老衰で逝きました。享年85歳。40代で頸部リンパ腫を患い、その後、大動脈解離、血栓で片目を失明、脳梗塞に、胆嚢摘出と、幾つもの大病を経験した人生でした。それでも兄弟が70歳前後で他界したことを考えれば、天寿を全うしたのかもしれません。


入院する度に心境を書き綴ったメモを、過日母が見つけ、当時の父の思いと、今の僕の思いがシンクロするような、不思議な気分になりました。父は昔から、葬儀も戒名も墓も不要と書き綴っており、実際にそれに近い形で見送りましたが、残された家族にとっても、印象的なイベントになりました。


今日はそんな親父の月命日であり、僕の祖父の命日であり、母の弟の命日という特別な日でしたので、家族で築地本願寺に出かけました。その帰り道、母親を実家に送ると、クローゼットの奥から親父のスーツを一着出してきて、形見として貰いました。


殆ど新品のようで、袖を通してみると寸分狂わず、今の僕の体型にピッタリ‼️これも何か不思議な縁かもしれませんね。少しだけカスタマイズして僕が着ることにしました。


もしかしたら親父も空の上でニヤっと笑っているかもしれませんねー😊