血糖値という言葉は聞きなじみがある方が多いと思います。
そもそも血糖値って何なのでしょう?
高いとどうなるのか?
そういった基本的なところからお伝えしていきます。
<血糖値ってなに?>
血液中のブドウ糖の量のことです。
高血糖の場合は血液中のブドウ糖が多くドロドロになっている状態です
逆に低血糖は血糖値が必要以上に下がり過ぎていることを示しています。
ブドウ糖は、食べ物に含まれる糖質が腸で消化吸収されて作られる、全身のエネルギーとなる糖のことです。
糖質の消化吸収によって作られたブドウ糖はそのあと、腸から血液に入ります。
そのため血糖値は特に食事の影響を受けやすく、食後に上昇するのです。
<血糖値が高いと言われました。どんな影響があるの?>
一般的に血糖値と聞き、真っ先にイメージするものは糖尿病だと思います。
会社の健康診断でも「空腹時血糖値」や「ヘモグロビンA1c」という項目が調べられていると思います。これらの数値が高ければ高血糖を意味し、糖尿病が疑われます。
しかしこの血糖値、糖尿病にかぎらず、私たちの身体の健康状態に深く関係しています。
第一に血糖値が高い状態が肥満を生みます。
血糖値を上げるものは糖質です
脂質やタンパク質では上がりません。血糖値が上がることで一時の興奮状態や幸福感を得られます。糖質は血糖値を急激に上昇させるため、その反動が生まれ、急激に上がった血糖値は次に急激に下がり始めます。これを「血糖値スパイク」と呼びます。
血糖値の急降下により多くの人はイライラや頭痛、倦怠感、腰痛など様々な不調が出てきます。
また糖質には中毒性があり、一度味をしめると繰り返し求めるようになります。そうして肥満へと、最終的には糖尿病へと近づいていってしまいます。
<糖質に注意!>
血糖値スパイクを起こしやすいもの7つ
① 白砂糖
② お菓子
③ パン
④ 麺
⑤ 白米
⑥ ジュース(果物入りのジュース含む)
⑦ 果物
糖質はからだを動かす大事なものではありますが、現代人は糖質の過剰摂取傾向にあります。最近体重が増えてきたなと感じる方は積極的に糖質を減らしてみてください。
また、成分表には糖質は炭水化物とも言い換えられている場合も多いので注意しましょう。
<特に白砂糖やジュースに注意!>
ここでは特に血糖値を上げやすいものをお伝えしました。
こうした糖質を含む食べ物をとれば例外なく血糖値は上がっていきますが、ごはんやパンなどの固形物は消化に時間がかかるため比較的緩やかに上昇していきます。一方ジュースなどの液体は消化作業をすっ飛ばしてダイレクトに糖を吸収してしまうため、一気に血糖値が上がってしまうのです。また、果汁100パーセントだから健康的だというのも危険です。絞ってジュースにしている時点で消化の手助けをする大事な食物性やミネラルは失われています。野菜ジュースも同様です。一日分のやさいを摂るとうたっていますが
おいしくするために果糖をかなりの量入れてしまっているので、血糖値スパイクは免れません。甘いものは摂り過ぎに十分気を付けましょう。
そうすればおのずと体調も良き変化がでてくるはずです!
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たすき鍼灸治療院 野口武雄
足立区鹿浜・西新井で
「10年先も健康で、病気・ケガになりにくい身体つくり」をモットーに
活動中。