「下からのお産はできません」

その一言で、
少しでも経膣分娩の可能性があれば、すがりたいな…
とのあがきは、無駄に終わった。

転院翌日、お産方針について説明を受けた。
産科責任者の医師からのお話では
・陣痛が始まる前の36wで帝王切開となること
・できるだけ胎盤が薄くなっているところを切り、赤ちゃんと胎盤を取りだすこと
・切る場所としては、なるべく子宮口に近い下の方にしたいが、血管が子宮に張り出している可能性もあり、切ってみて判断すること
・そのため、場合によっては、子宮の上の方から取りだすことになり、お腹のキズも大きくなること
・上の方から取りだすと、次の妊娠時に、子宮破裂のリスクが高くなり、状態次第では第二子を禁止しうること
・前置胎盤は胎盤の位置の関係上、胎盤癒着の可能性が高く、その分、大量出血を引き起こしやすいが、私の場合は、胎盤の広がりが大きく、輸血しないのは奇跡的なことだろうこと

他にも、大量出血時の子宮摘出や、血液製剤による輸血とそのリスク等、
今すぐにはなかなか受け入れようがないことばかりだった。

経膣分娩の選択はなくなり、
帝王切開によるお産が、母子ともに安全な選択になる、と頭では分かっていても、
帝王切開にするべきなんだよね…でも、こわい…
覚悟を決めるなど、到底できそうになかった。
また、今の段階では不確定なことばかりであることも、不安を掻きたてた。


ただ、医師からは
リスクの高い手術にのぞむ覚悟があると感じとれたことも確かだった。
そして、具体的で、分かりやすい解説には、
そうするべきなんだ、と追いつめられたようにも感じるものの、
あとは私の気持ちがかたまるのを待つのみだ
とも感じさせた。

お腹を切るべきなんだと今のまま留まるよりは、
少しでも前向きな気持ちで手術を迎えたい。
それが、このブログのモチベーションにもなっている。




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