MRI検査の翌週頭には転院が決まった。
大学病院は、車にして地元から1時間半ほどの距離にある。

ベッドから直接、救急車に乗り、
思いの外揺られながら、大学病院へ向かった。

大学病院につくなり、早速の診察。
医師の先生方から、助産師さん、学生さんまで、およそ10人ほどが、私を囲っている。
その状態に、
医療ドラマみたい~
なんて、現実感がどこか伴わないでいた。

お腹のなかの赤ちゃんがエコーに映し出されているけれど、
産科責任者という先生の、学生さんに向けての解説に、
これは臍帯と脳内の血流を比べていたのか~
などと、よく分からないものの、好奇心を刺激されたのを覚えている。  

何より今、一番大事な、今後のお産方針について、
「明日、旦那さんが来たときにお話します」
と言われてはじめて、
赤ちゃんと無事に出会えるのかな…
との不安が刺激された程、今までの日常とはかけ離れていた。

その後も、
X線など、手術に備えて慌ただしく検査が続いた。
今後の経過次第では、緊急の帝王切開となりうるためだ。

ようやくベッドに横になったときには、
心身ともにぐったりと疲れていた。
この疲れのために、なかなか寝つけない夜になった。





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