「血塗られた日本政治悪夢の4年間を回顧する」 植草一秀 | レオヤナギさん!どちらへ?

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植草一秀氏の『知られざる真実』より




<転記開始>↓



2013年7月26日 (金)

「血塗られた日本政治悪夢の4年間を回顧する」

2009年の政権交代実現から間もなく4年の年月が過ぎ去る。

2009年8月30日の総選挙を通じて、日本政治史上、初めて、主権者の主権者による主権者のための政権が誕生した。

この偉業を成し遂げた最大の功労者は小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏である。

既得権益は史上最大の危機に直面した。

総選挙で小鳩民主党が勝利を収めた瞬間、私は、決選は2010年7月の参院選であると判断した。

2010年7月の参院選で勝利して衆参ねじれが解消する。そして、2013年までの3年間を活用して、日本政治を刷新する。

これが、本来の日本の歴史であるべきだった。

しかし、歴史は引き裂かれた。

   國破れて山河在り

       城春にして草木深し


歴史の転回はなぜ生じたのか。

誰が標的とされ、誰が蹴落とされてきたのか。

日本の情報空間を支配する御用メディアが、既得権益の側に立つ情報だけを流布し、国民を洗脳してしまうから、主権者は歴史の真実を見失う。

歴史は引き裂かれ、真実は蹂躙され、悪がこの世を支配する。

悪徳権力と悪徳メディアが手を結べば、真実は踏みにじられ、尊厳は破壊される。

この現実を放置してよいのか。


米官業のトライアングルが構築したこの国の支配権。

小鳩民主党政権は、この既得権を脅かす存在であった。

2010年7月の参院選で小鳩民主党が勝利し、衆参ねじれを解消したなら、日本の既得権益は粉々に粉砕されていただろう。

だからこそ、既得権勢力は死に物狂いの抵抗を演じたのである。

既得権勢力が標的としたのが小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏である。

小沢一郎氏に対しては、無実潔白のなかから犯罪を創作した。

2009年3月3日の大久保隆規氏の逮捕以来、3年にわたって、無実潔白の小沢一郎氏に対して人物破壊工作が展開され続けた。

3年間にわたる人物破壊工作によって、小沢一郎氏に対する世間一般の人格評価が木端微塵に破壊されたのである。


私もまったく同じ経験をしているから、この構図が心根に響いてよく分かる。

本人自身は心に曇りが一点もなく、いかなる誹謗中傷があろうとも、悠々自適、わが道を進む気概を保持するが、世間一般による人物評価は木端微塵に破壊されているのである。

2009年3月3日の大久保隆規氏不当逮捕の謀略がなければ、2009年9月に小沢一郎政権が誕生していた。

2010年9月14日には民主党代表選が実施されたが、株式会社ムサシが取り仕切った代表選集計作業で、大がかりな不正工作が行われた疑いが濃厚に存在している。

この選挙で当選していた真の人物は小沢一郎氏であったと言って間違いないだろう。

2011年の民主党代表選。

無実潔白の小沢一郎氏は党員資格停止という不当な状態に置かれていた。

民主党には推定無罪の原則も存在しない。


鳩山由紀夫首相が普天間の移設先を県外ないし国外に求めたことは正しい政治姿勢であった。

沖縄県民が県外・国外移設を望む以上、この民意を尊重するのが首相として正しい行動である。

沖縄県民が総意として辺野古移設反対を表明しているときに、なぜ日本政府が辺野古移設を強制することができるのか。

鳩山政権が県外移設を貫けなかったことは失敗に違いないが、責められる主体は辺野古移設回避のために一切尽力しなかった岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相である。

鳩山首相が辞任した間隙を縫って、菅直人氏はクーデターを挙行した。

小沢一郎氏に対して、

「しばらくは静かにしていただいたほうが本人にとっても、民主党にとっても、日本の政治にとってもいい」

と言い放った事実は永遠に消えることがない。


菅政権を引き継いだ野田佳彦政権も、既得権益政権であった。

野田政権が昨年12月の総選挙日程を選択した最大の狙いは、小沢新党潰しにあったと思われる。

それほどまでに、小沢一郎氏は警戒され続けているのだ。

既得権益勢力は、小鳩民主党をせん滅するために、小沢氏と鳩山氏に対する人物破壊工作を展開し続けるとともに、小鳩勢力を攻撃するために、偽装野党勢力であるみんなの党と日本維新の会を徹底支援し続けた。

その結果が昨年12月総選挙と本年7月参院選である。

自公と民みん維新の二大勢力体制を構築して、主権者勢力をせん滅する。

これによって、2009年以降の既得権勢力による巨大謀略は収束するのである。


血塗られた歴史であるが、歴史が月日を重ねるうちに、血塗られた歴史が、いつの間にか本物の歴史に取って代わってしまう。

主権者勢力の戦術に問題があったことは事実だ。

主権者勢力は小党分立するのでなく、大同団結しなければならなかった。





↑<転記終了>