ブログでは触れていなかったことなのですが。
昨年秋に、コロナになりました。
色々あった時期だったので、免疫力も低下していたのかもしれません。熱発の患者さんの対応はもう日常なのですが、普段通りの感染対策をしても、この時は感染してしまいました。院内でどれだけ流行っていても、同僚が半分感染して休んでいても、それでも感染せずに頑張っていたのですが、…ま、仕方ないですね。
発症しての感想ですが、私の場合…あくまでも、私の場合でお話すると、症状で一番キツかったのは喉の痛みです。
何ですかね、喉を千切り取られるみたいな痛み…扁桃炎や咽頭炎どころではない、酷い痛みでした。
熱もかなり高かったのですが、それよりも喉の痛みが耐え難く、発症から3日目まではその激痛にかなり苦しみました。咳は殆ど出なかったです。
現在院内で原則とされている5日間は仕事を休み、6日目からは通常業務をこなしましたが、数週間位は階段で息切れしたりと、倦怠感があったりはしました。
そして、そこからもう半年が経とうとしていますが、実は私、嗅覚がまだ戻りません。
コロナの後遺症で有名なのが、味覚障害だと思うのですが、私の場合は、嗅覚障害が残ってしまいました。
それまで、どちらかと言うと「鼻が効く」と言いますか…良くも悪くも匂いや臭いに敏感でした。恐らく、一般的な人よりも嗅覚に関しては優れていたと思います。
それが今、殆ど「匂い」を感じない日々を生きています。
大好きなコーヒーも、「匂い」を感じなければ魅力が半減するのだと知りました。
お気に入りの香水も、付けても殆どその感覚がなく…だからと言って付けすぎて周りが引いてしまわないようにとは思いますが、あの大好きな香りに包まれることが無くなり、自分自身に物足りなさすら感じてしまいます。
ごく稀に、「え?今日は匂いがする!」と嗅覚が戻った感覚がある朝もあり、そんな日は大好きな匂いに微かに包まれ、通勤で使う駅の改札前にあるスターバックスからのコーヒーの匂いに癒されて出勤しますが、翌朝にはまた匂いの無い世界にいるといった感じで。
そんな感覚を繰り返して、いつかはちゃんと嗅覚が戻るのでしょうか…
戻ると、いいな。
寝る前に、ミルク多めのコーヒーと読書。
当たり前にあった穏やかな時間が、当たり前には無い日常を過ごして、「当たり前」なんてこの世界には何一つ無いと気付きました。
当たり前に思える奇跡に感謝。
