就学前の次女の話です。

 
女の子の子供は、特に父親にとっては可愛いものです。
次女も私に懐いてくれ、上の兄弟も手が掛からなくなってきて、私が次女といる時間も、そこそこあったと思います。
(仕事は鬼畜デフォなので、平日は中々育児の時間はありませんでしたが照れ)
 
ハイハイから掴まり立ち、一人歩き、喃語と順調に生育し、声かけに返事らしい事もするようになりました。
 
 
休日にはお風呂に一緒にはいります。
という設定で、
(色々突っ込みはあると思いますが、まあ、それはそれ(^_^;))
 
お風呂の中で手遊びをしたりしていました。
 
順調な生育。
私はそれを信じて疑っておりませんでした。
 
 
しかし、保育士の経験があり、発達障害への知識も一通り会った妻には、違う何かが見えていた様でした。
 
徐々にその兆候は表れ始めていたのですが、恥ずかしながら、私は全くそれに気づくことはなかったのです。
 
 
そろそろ保育園か、幼稚園か考える時期かな、そんな感じの時期です(スイマセン、実はこの辺のことは妻に任せっきりで(^_^;))
妻が話しかけてきました、
 
 
「うちの次女、発達が少しおかしいみたい」
 
 
 
 
・・・何を言っているのか分かりませんでした。
個性が強いのかな、と思いましたが、どうもそういう事では無さそうです。
 
「うまく発達出来ないみたい。脳の機能が一部失われているみたいなの。
失われた理由は、どうしてなのか私にも分からない。
そしてね・・・・・・。
 
 
失われたものは戻らない。
もう2度と戻らないの。
 
違う何かで補うしかないの」
 
事の重大さを理解するには、私の知識は足りておりませんでした。
私の声掛けに、確かに反応をしていた・・・・・。それもいつの間にか、消えてなくなっていました。
 
わたしの、いや、他の誰の声も、それが自分に向けられているという事、そのことの認識をなくしてしまっていたのです。
 
 
娘が成長していくに連れ、更に徐々に顕在化していく自閉的傾向、、、
 
私はそれを経験するに連れ、
「失われたものは戻らない」
という言葉の重さを知ることになります。
 
 
 子供達の前で涙を見せてしまったのは、これが最初じゃないかと思います。


長い、発達障害との関わりとなる、この時が私と発達障害との本当の意味での出会いでした。