馬鹿

突然の雨。よう子はふと昨日の事を思い出し、歩を止める。

「またですか？？」

彼は怒るといつもこうなのだ。

「でもあなたも、ときどきそうするじゃない！！」

「そうですか。もうおわりだね。じゃあ、まぁ、そのぉ、、、とりあえず元気でな。」

そういわれて私は、本当に終わる気がしたのは事実なんだけど、でもまたいつものケンカだから、大丈夫。。。

いや、本当はかなり危険な感覚を覚え、嫌に寒気を感じた。

太陽はきっとまた昇るし。。。

ぼくの

だいたい、声を大にして言う事のその内容はとても薄く、むしろ本人も気づいていないだろうが、そこにあるのは、一種の劣等感、嫉妬、寂しさが克明に出る場面なんだと、最近思う。

そう思うと、人はいかにカワイソウなのか、そして簡単に言うが、寂しいんだなと思う。人には優しくしたいもんだ。

じゃないと、自分がさらに変な勘違いを起こす。強情に。

相手は弱い、だから相手に優しく。

自分にはもっと優しい人間がそんなことを言ってはダメです。

支える

人がいる。そこにもここにも。