諭吉を全部500円に両替した少年は鼻息を荒く眼前に、あった相撲がモチーフの台に着席した…
そのパチンコ台の名前は、
「綱取物語」
500円を貸玉機に入れパラパラと銀色の玉が踊りながら上皿に溜まっていく
いざ勝負、と打ち出した、その1分後に少年の人生の分岐点が変わった事を少年はまだ知らない。
~1分後~
玉がチューリップに3回入り3回転目にリーチがかかる……
「あっ」
思わず声がもれる
少年の目に飛び込んできたのは
777 だった
つづく