ギャンブル昔話１０

少年は入店するやいなや猛ダッシュで店内を駆け抜けた……無い…綱取物語が…ねぇ…
なんで？少年は肩落とし落胆しながら帰路についた。
それもそのはず綱取物語は過去の遺物…パチンコ爆裂連チャン機は終焉を迎えておりＣＲ機、台頭の時代だった
つづく

ギャンブル昔話９

少年は興奮して玄関を飛び出したが時刻はすでに２２時を廻っていた。
何故こんな時間に…!!
少年が閃いた秘策とは閉店間際に連チャンしてる天国モードっぽい台が閉店した場合に電源をそのままにしても天国モードの可能性が高く、電源をオフしても天国モードに入っている可能性があるのでどっちにしてもその台を打てば当たる可能性が高くなる上に投資を抑えられる事で換金ギャップ（出玉を換金する際に損をする差額）を少なく出来る。
少年は近所にあったパチンコに脇目も振らず入店していった……
つづく

ギャンブル昔話８

ドキュメンタリー番組で少年が大勝利をおさめたパチンコ台「綱取物語」を
パチンコ攻略軍団が攻略してた!…
内容は単純明快で電源のオンオフをすれば当たりが出やすい「天国モード」と
ごくたまに当たる
「通常モード」と
全く当たらない
「地獄モード」の
どれかにモード移行するので天国モードだったらすぐに当たりが引けるという攻略方法だった!
あれっ
初めて打った時
当たりまくりの途中でヤメたけどあれは台が壊れたんじゃなく「天国モード」にいたからじゃないのか？……
そこで少年は閃いてしまった。
少年は思った…
「いっ家が建つ」
当時、
借家だった少年は自分の家が欲しかった。
少年「家が建つ！家が建つ！いえがたつ！イエガタツ」まるで、呪文のようにつぶやきながら借家の汚い玄関を飛び出して行った。
つづく