多少日の出も早くなってきましたが
相変わらず さぶ~い ですな
夜な夜な寒さに震えながら漫画を描いております
私の部屋にもう一匹 寒さにブ~たれているモノがおります

001

こやつめ ですな 20歳になった さくら、でございます
机で絵を描いているあいだは、こたつをつくってやってるので
自分用のサウナぐらいにおもっているのか
出たり入ったりをくりかえして
ある程度はおとなしい のですが
寝る時ははこたつ片付けて布団をひきますでしょ

そうすると俄然 不機嫌になるですよ ええっ
冬の布団の中には「湯たんぽ」 これですね
足元だけでなく なんだか心まで暖かくなる気がしますよ
当然 こやつめ も湯たんぽが好きであります
試しに湯たんぽだけあたえてやると

幸せそうですな んでもって ねこですから


すぐに ウトウトし始めて

こうなって あっという間に


おやすみに なるんですね いいですね、ねこはすぐ眠れてねぇ
ところが こやつめ、さくら専用に湯たんぽ与えてやってもダメで
私が使ってる湯たんぽ 欲しがるのですな

当然布団の中にありますから まずは寝ている私を起こします
こんな風に

わたた
私のねこだけあって、いい、ねこパンチを撃ちますな
そのうち私はカーロス・リベラのようになってしまうのではないか
と 不安になるくらいであります
それから おもむろに布団の中に入ってくるのですが
当然 中では私の足がのっかってますからね
しぶしぶ布団から這い出し 今度は布団の上に乗っかって
湯たんぽを奪い取ろうといたしますです
まぁ 私の足と湯たんぽの間に体を割り込ませる、とでも
いいますか いつの間にか私の足は布団のすみっこ追いやられます
それで結局 毎夜寒いは窮屈だは寝苦しいは、という日々を
おくらされております まぁ 寝ちまったわたしが
布団越しに蹴っ飛ばしたりしてるんでしょうけどね

それが証拠にさいさん、この戦いを一夜の間に繰り広げなければ
なりません 先日も3時、4時、5時にねこパンチで叩き起こされましてね
6時に起床ですから かなりこたえます ほんっとに はいっ
まだしばらくは、この戦いが続きそうですね
はっ いやホントにさくらはいいパンチを撃つんですよ
日々修練に励んでますからね

01-1
いくぜ 力石!


ふっ さすが力石だぜ

ふに
まぁ すぐ寝てしまいますけどね

2003年の映画だったのですね と、いうことは日本公開は2004年ですかね?
この作品を劇場では観ておりません。しばらくしてBSで観ております
2004年といえば私の人生でも大きな転換期でした
この年26年間暮らしてきた東京を離れ 生まれ故郷の山口県に
帰ってきたんであります。理由は一人暮らしのおふくろの大手術など
いくつかありますが、とにかく帰郷したんでありますよ

18歳で上京 デザイン学校に通い卒業後すぐ
20歳で少年マガジンのアシスタントとして社会に出てから
漫画以外の仕事をしたことがない私が、44歳にして
初めて堅気の仕事を探すわけですからね
44歳の高卒出身者といったとこでしょうか
当然ながら履歴書を書くのも18歳の時のアルバイト探し依頼です
職業履歴も漫画のことしか書く事がありません
「何しにきたんですか?」
ハローワークの窓口ではっきり、そう言われましたですよ。
根に持って覚えてますね そのおじさんの顔とともにね

漫画は職業としては基本的には東京に居ないと成り立ちません
1)出版社が東京にしかないこと
2)漫画を描くのは物理的にかなりの重労働で週刊誌の
 締め切りに間に合わせるにはアシスタントが必要なこと
 (地方では人材が見つかりません)
3)毎週の人気投票に作品が左右されるため常に担当編集者との
 緊密な打ち合わせが必要だと思われてること
が大きな原因ですかね

だから帰郷した当時は
「堅気として生きていくんだ」な~んてガラにもなく思っておりました
新聞配達、深夜のコンビニを経て旧友の紹介で
ホームセンターの仕事につきましたのが一年後
その頃だった と思います この映画に出会ったのわ
正直、観終わってすごく寂しかった覚えがあります
映画の中で3人の男たちが、ひどい挫折を味わいながらも
一頭の馬のもと困難を克服していきます
当時の私はホームセンターの仕事で食べていけるだけの
収入は得るようになりましたが、「生きている」と
いう実感はまるでありませんでした
その仕事の内容とかじゃないですよ
ホームセンターの仕事って男にはかなり面白いです
ナフコというお店でしたが、パートでも能力次第で時給も
かなり上がっていきますしね。
ただ 私が子供の時から
「どうすれば描いてる漫画がもっと面白くなるか!」
それしか考えてこなかった変わり者ですからね。
この映画の馬に当たる私のなかの漫画を捨てた時期ですから
とても寂しい気持ちになっちまったんですな

んでもって2007年ですね帰郷して3年後
地方に居たまま漫画で飯が食えるようになってやろう、と決意したのは。
例外的に地方在住の漫画家さんもいらっしゃいますから
自分もその例外になればいい そう決めました
仕事も創作の時間を少しでも増やすため近所のスーパーのパートに
代わり夜な夜な「ムフフっウウ~ッ」と漫画を描いてる今、
この「シービスケット」という映画は 「いい!」ですね

舞台は1910代初頭 主役の3人の男たち
「ハワード」は自動車ディーラーとして大成功しながら
その自動車事故で最愛の息子を失い妻も出ていきます
「調教師のトム」は自動車の進出で職を失い森に住みながら
西部劇の馬などの面倒をみています
「レッド」ことジョニーはカナダの富豪の家に生まれながら
大恐慌のあおりから一家離散 ひとりぼっちでジョッキーとしては
大柄の体ながら草拳闘などの収入で食いつなぎジョッキーを目指し
放浪しています
この 打ちのめされた男たち が「シービスケット」という馬に出会い
人生を再生していきます
「シービスケット」も小柄で気性荒くサラブレットとしては
不合格の烙印をおされ 最安値で売りに出された馬です。
ハワードがこの馬を手にしたしたことにより
3人の男たちに人生が再び動き始めます
あ 言い忘れましたがこの映画実話をもとに創られてます
「人生で奇跡と呼べるものは出会いだけである」
と、おっしゃったのは司馬遼太郎さんでしたが
まさに一頭の馬「シービッケット」と3人の男たちが
出合ったことで不可能と思われたことを現実に変えていきます
シービスケットが最初に勝利してからも次々と困難な状況に
追い込まれます。
「もう いいだろ お前らよくやったよ 楽になっちまえ」
と、いう挫折を何度も味わいながら
この「あきらめの悪い男たち」は次なる戦いに挑みます
「心が砕けるより足が砕けたほうがましだ」
これは再起不能と診断されたジョッキーの「レッド」の気持ちを
親友でライバルのアイスマンが代弁した言葉です。

この映画の人物たちは みな心が張り裂けそうな傷を負ってます
馬のシービッケットも心も体も傷ついています。
3人の心の象徴のようなシービスケットによって
それぞれの命が調和し美しいハーモーニーになっていきます。
「人間、万事ハワードが馬」
人生 そして 命への賛歌 そんな映画です。






元旦からWOWOWが「仁義なき戦い 一挙放送!」をしております
驚きのチョイスであります めでたいめでたい といってる中
「仁義なき戦い」であります その是非はそれぞれ言い分はありましょうが
この映画 私は大好きであります!
もともとスプラッターとヤクザ映画は ちと苦手なのですが
この「仁義なき戦い」だけは いい!です

一応全11作ということになっているこのシリーズですが
ご存知?の通り 最初の五本が本編であります
(あとのは大ヒットにあやかって ねっ いつものパターンですから)
特に「笠原和夫」が脚本を書いた最初の4作
これは 抜群に凄いですよね

この映画とにかく「男」を元気にします いえ元気といいましても
へそ下三寸ではありません 当然ですけどね
ここまで下品で欲望まみれに突っ走る映画は他にありません
「開放」してくれるんですね 男どもを常識世界から完全に
だから映画館で観終わると 観客がみんな顔つきが変わってます
仕草や歩き方までもが影響を受けてまっす
「飯でも食いにいくや オー!」
なんて なってるんですね いやホントに
そりゃもの凄いパワーをこの映画はもってます

「仁義なき戦い」が創られた1973年はそれまで東映の
金看板だった任侠シリーズが下火になり代わりになるものを
模索していたのでしょう
禁欲的な様式美によって成り立っていた任侠路線と真逆の
映画を「実録」と銘打ち世に出しました
当時は私はまだ子供だったのでリアルな反応というのは
分かりませんが 痛快だったでしょうね

ここまで下品でエネルギーに満ちあふれた映画は
存在しなかったのですから 我慢に我慢を重ね
最後にやっと殴り込む その背中に「健さん!」と掛け声をかける
な~んてのじゃありません
頭っから我慢しなくていいのです
下品で野放図に欲望のおもむくまま男どもが突っ走ります
どんな権威も蹴り飛ばしてかまわない
そんな気にさせてくれます
だから見てて痛快で 楽になるんですね「心」が

男たちの行動がアメリカ映画でお馴染みのダーディーフォーワーズ
「ファック ユー!」なのであります
思慮浅いが頑健な肉体をもった男どもが
度胸一発で暴走していきます その男たちのキャラクターも
見事に「愛される馬鹿ども」を創出させてます
登場人物が魅了的でないと ここまで長く支持されませんものね

暗黒社会の面々なれど どこか突き抜けた愛嬌があるんですよ
この映画の無頼漢どもはね
無様で滑稽な輩が無軌道なエネルギーで突っ走ってくれると
ほんと観てて「気持ちいい」のですね男というものは ええっ
日本の戦後史の暗黒面を描いているということを
忘れるくらいに 不思議と突き抜けた明るさがあります
長く閉塞感におおわれた現代の若者のなかに
ファンが増え続けているのも 当然だと思います
これほど男を「開放」して気持ちを楽にしてくれる映画は
めったにないと思います
では 今回イラストもちと下品にね

仁義なき戦い
面白いんじゃけぇ 観てみいや オー!