今年も残すとこ350日となりました。
1月15日は小正月ですが、その言い方もとんと聞かなくなりましたね
もともとこの小正月までが松の内だったのですが
江戸時代に徳川幕府の命令で大正月の1月7日までが松の内と
決められたそうです。
なんでそんなことをしたのか知りませんが
火事が名物となるほど火災が多かった江戸のこと
火祭りであるどんど焼きと関係があるのは確かなようです。

どんど焼き

いや今も大がかりな火祭りとしておこなわれているところが
あるのですね。
何かうれしくなりますですよ。
私も正月のお飾りを近所の八幡様に持って行きましたが
年々数が少なくなっている気がします。

小正月には小豆粥を食べる習慣もあったそうで
そういえば子供の頃おふくろがおばあちゃんに
小豆粥を作ってあげてたなぁと思い出しましたです。
私この小正月という言葉の響きが好きでしてね。
大正月のあと小正月が来ると思うと
何だか楽しみが、もひとつ増えた気がするんですよ。

成人の日が移っちゃってからはますます小正月のハゲが
あいや影が薄くなったと思います。
何でもかんでも西洋合理主義に流されて
味気なくなってきてますが
古来からある習慣や風習にもいいものがいっぱいあると
思いますですよ。
少し掘り下げて楽しんでみませんかね
皆々様方、ねっ!


本年もよろしくお願いいたします

2015年賀

健さんの最後の手記が載った文藝春秋が発売されましたねぇ。
健さんの人生哲学から死生観までが綴られており
図らずも日本人への遺言状のようです。
「往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし」
座右の銘とされていたこの言葉の通り
必死で生きて、そして、ひっそりと去っていかれたのだなぁ、と思うと
しんみりしてしまいます。

ですが、その話をするわけではないのでありますよ。
その雑誌にですね、
「勝負の先に見えてくるもの」と題しました
女流棋士「矢内理絵子さん」と国立情報学研究所教授「新井紀子さん」の
トークセッションが載っていました。
私ね漫画、映画、ボクシングの三つがあるから生きてきた
と申しておりますが、もうひとつ「将棋」が好きなのですよ、はい。

好きこそものの上手なれ、ともうしますが、ありゃ、ウソですな。
信じられないほど弱いですから、将棋が、私はね。
野球に例えるとセカンドゴロがホームランになる草野球レベルですよ
何度となく手痛いコールド負けを食らっても
やっぱり将棋大好きですね。

当然プロの将棋界も大好きなのですが、
とうとうプロ棋士がコンピューターに勝てなくなってきたのですね
「電王戦」という人間対コンピューターの将棋団体戦があるのですが
2年連続でプロ棋士達が負けちまったのですな
何たることか!今度こっそり忍び込んで棋士が負けそうになったら
こっそり電源抜いてやる、なぁんて思っておりましたが
この「矢内さんと新井さん」の対談が面白くて
そんな物騒な復讐心はなくなりましたですな。

コンピューターは一秒間に一億数万手を読むと聞くと
ビックリしますが、新井さんの話では
コンピューターも将棋の可能性の全ての指してを読もうとすると
宇宙全体の分子数を超えるので不可能なのだそうで
あくまでも、人間の指した優れた棋譜を学習しているんだそうです。
少しホッとしますですよ。

そしてその人工知能をつかって「ロボットは東大に入れるか」という
プロジェクトにも挑戦されているそうです。
ただこちらは偏差値47.3で、まだかなり遠いのが実状らしいです。
人工知能はルールが明確なゲームには強くても
言語を理解したり、図を認識したりするかとが出来ないとのこと。
単純な知識問題には強いが価値判断を問われると
そもそも問題の意味が分からないんですって、人工知能は。

人間は金と銀の連携を考えたり、前に指した手を生かす手を
考える、つまり線で考えるけど人工知能はその局面の最善手を
考える、つまり点で考えるということですね。
人間は状況判断力でいろいろ応用がきくけれど
人工知能は応用出来ない。
逆に人間はバラバラの何の脈絡もないデーターは苦痛すぎて
覚えられないけどコンピューターはそこが得意で無意味の中に可能性を見出す。
その違いを明確していくことのよって人工知能には何がどこまでできるのか
を突き詰めていけば、人間にしか出来ない仕事も見えてくる
それらをうまく組み合わせてよりよい文化、文明を築き上げられるような
方向を目指すためのプロジェクトだそうです「将棋ロボ」も「東大ロボ」も。

いや素晴らしい仕事をしてますな。優れた理系の頭脳人間の方々は。
勝ち負けにこだわってた己が恥ずかしくなってきますですよ
これで少しは「電王戦」も落ち着いて観る…
やはりプロ棋士に勝ってほしいにかわりはありませんな。
でも、こんな対局が観れるとチト楽しいかと妄想しますです

将棋
現役棋士で「名人」という言葉に
もっともふさわしいのは谷川浩司だ~。